【S9-最高2073】老害式偽装ヘラクレセ

 

こんにちは、すっかり対面思考になったぬまゴリラです。今回の構築は一つ前に使った構築【S9序中盤使用-2000達成】積詰ガルクレセ - 底なし沼をいじった形になります。

 

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【構築経緯】

一つ前の構築で使ったガルガブクレセウルガの4体の使い勝手が非常に良く補完の取れた並びであると感じたためそのまま採用し、残り2枠で以前きつかった部分の対策を行うことに決めた。

以前の並びでは悪タイプ全般、ボーマンダ軸にサイクルしなければならない試合展開、こちらの展開がうまくいかずステロを撒かれてしまった場合の高速アタッカーや積みアタッカーが重かった。

そこでこれらの有効な対策となると思い、ボルトヘラの並びを採用した。ボルトロスは悪戯心挑発電磁波で高速アタッカーや積み展開への確実なストッパーとなり、HBに厚くする事でカバマンダ系統への有利なサイクルもできる。ヘラクロスは悪戯心の効かない悪タイプに対して鬼のように強く、また電磁波と組み合わせた際に活かせるポケモンであると思いこの並びを採用した。

以上のようにして構築が完成した。

 

【個別解説】

 

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ガルーラ@メガ   陽気   肝っ玉→親子愛

   181(4)-177(252)-120-×-120-167(252)

   猫騙し/冷凍パンチ/炎のパンチ/八つ当たり

 

A、S:ただでさえて足りてないためぶっぱ

H:余り

 

最速ランドや最速リザ、ミミッキュなどに強く出るために最速ASとした。

技構成は特に対面性能が高くナットやハッサムで詰まないものとした。捨て身タックルでなく八つ当たりであるのは、ゲッコウガやレヒレに対して殴り勝つことができるためであるが、CSテテフや耐久振りリザYに対しての確定数が変わってくるため一長一短である(サブロムではQRの関係で捨て身タックル使用)。

ガブやクレセと組み合わせた上での初手出しの対応範囲が非常に強力であった。

 

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ガブリアス@気合の襷   陽気   鮫肌

   183-182(252)-115-×-106(4)-169(252)

   剣の舞/岩石封じ/地震/逆鱗

 

A、S:ぶっぱ

D:ステロ+珠コケコの乱数意識で余り

 

最強ポケモン

高速高火力による言わずと知れた対面性能、絶妙なSと襷岩石封じによるストッパー性能、剣の舞による崩し性能。全部あるので最強。

ガブリアスは通りが悪いと勘違いしている方が多いイメージがあるのだが、襷剣舞においてはそんなことはなくむしろ通りがいい。エアームドエルフーンカプ・ブルル以外には剣の舞と合わせて確実にかなりの削りを入れることができる。

環境にもっと増えてもおかしくないと思う。

 

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ヘラクロス@メガ   意地っ張り   根性→スキルリンク

   175(156)-248(164)-137(12)-×-128(20)-115(156)

タネマシンガン/ロックブラスト/地震/インファイト

 

A:H172-B211エアームドインファイトで乱数2発(74%)

   H177-B136カプ・レヒレを種マシンガンで確定1発

   H171-B99ギャラドスをA1↓ロックブラストで全て最低乱数以外1発

   H185-B67ウツロイドを種マシンガンで高乱数1発(94%)

S:S1↑麻痺状態準速100族抜きメガボーマンダ抜き

   一般的なSにあまり振らないカプ・レヒレ抜き

HD:C179アーゴヨンの流星群Zを高乱数耐え(75%)

B:余り

 

新たにこの構築に加えたポケモン①。

ボルトロスと組み合わせて驚異の制圧力を誇る。

技構成はほとんどの場合、今回の技4つとミサイル針の5つの技から4つ選ぶのが一般的だと思うが、このポケモンの採用理由が

①ガルーラでは崩せないサイクルを崩す

②クレセにとっての障害の除去

③麻痺込みで極力広範囲を役割対象にできる

であったため、①を満たすためにはポリ2とドラン→インファ、カバ→タネガン、②を満たすためにはギルガルド地震エアームド→インファが必要となる。そのためインファ、タネガン、地震が確定し、③を満たすために技範囲を広げるロックブラストを採用した。ミサイル針を切ることで、バナ、バレル、ガッサ、ジャローダのような草タイプや、クレセ、ヤドランのようなエスパータイプに対する打点不足が懸念されたが、ジャローダとヤドランはボルトヘラの並びで倒せ、その他はクレセの起点であるため問題なかった。

 

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クレセリア@エスパーZ   図太い   浮遊

   225(236)-×-170(116)-95-150-125(156)

   月の光/身代わり/瞑想/サイコショック

 

HB:身代わりがA122テッカグヤのヘビーボンバーを高乱数耐え(81%)

      A233メガバシャーモフレアドライブを確定2耐え

HD:身代わりがC159テッカグヤエアスラッシュ確定耐え

      C147カプ・コケコの10万Z+瞑想後10万を高乱数耐え(93%)

C:H146-D90メガルカリオをC1↑サイコショックZで高乱数1発(87%)

   H157-D163ドヒドイデをC1↑サイコショックZで確定1発

S:最速テッカグヤ抜き

 

ゴツメ型と瞑想型を足して2で割り忘れたポケモン(この表現気に入った)。

前記事に詳しく書きすぎたのでそこまで書くことがないのだが、感覚的にどういう強さなのかと言えば、物理受けとしてサイクル参加のできる瞑想クレセ、特殊に起点にされず毒の入らないゴツメクレセって感じである。

マンダガルドやグロスが重くなることが唯一の欠点であるが、マンダガルドはウルガモスで崩せる。どうしてもクレセを出さなければならない場合は、火力のない毒ガルドならば強引にクレセで起点にすることもできるため構築上問題が全くなかった。メタグロスはどう頑張っても勝てないが、ボルトヘラの並びやウルガモスで倒せるのでこのポケモンで無理をする必要がない。

シーズンが終盤に差し掛かるにつれて、カバリザテテフのような並びで吹き飛ばしや吠えるのないゴツメカバが増えたため、このポケモンでガン起点にして3タテして勝つことも多かった。

対応範囲がめちゃくちゃ広く本当に強かったので是非使って欲しい。

追記:グライオンや激流ゲッコ、ブラッキーなどとよくPP合戦をしたので、使っていただける方には瞑想を含む全技のPPを増やすことをお勧めします。

 

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ボルトロス@ウイの実   図太い   悪戯心

   184(236)-×-132(236)-146(4)-101(4)-135(28)

   電磁波/挑発/目覚めるパワー氷/ボルトチェンジ

 

HB:A197メガボーマンダの恩返しを確定3耐え

      A156ミミッキュミミッキュZ+影撃ち確定耐え

      A216霊獣ランドロスの岩石封じを確定2耐え

HD:C155ゲッコウガの冷凍ビームを最高乱数切り耐え

S:最速70族抜き

D:余り

 

新たにこの構築に加えたポケモン②。古き良きHB化身ボルトロスヘラクロスと組み合わせてかなり広範囲に対してストッパーとなる。

カバマンダガルド選出に対して、カバに挑発→交換読みボルチェンでウルガモスとガルドを合わせることでeasy winできる。

この記事でも何度も書いてるが、ヘラクロスとの組み合わせが優秀で、特にヘラボルトで荒らしてラストのZ枠で詰めるムーブをよくとった。

 

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ウルガモス@ホノオZ   控えめ   炎の体

   161(4)-×-115(236)-176(36)-126(4)-149(228)

   蝶の舞/めざパ氷/ギガドレイン/オーバーヒート

HB:A156ミミッキュのシャドクロZ+影撃ちを高乱数耐え(95%)

      A233メガバシャーモフレアドライブを最高乱数切り耐え

HD:C161カプ・レヒレハイドロポンプZをD2↑で確定耐え

C:H196-D101ランドロスをオバヒZで高乱数1発(87%)

   H215-D93カバルドンをオバヒZで高乱数1発(81%)

   H151-D126ミミッキュをオバヒZで確定1発

   H197-D130メガボーマンダをC1↑めざパ氷で中乱数1発(62%)

S:準速ミミッキュ抜き

 

物理受けや鋼を起点に舞う抜きエース。

きのみが異常なまでに流行っていたが、そんな中で炎Zにした理由は、対面から確実にミミッキュに勝て、ガモスミラーに強く、カバルドン後投げからの流しに強いためである。

代わりに意地HDメガマンダ確1ラインを確保することができなかったが、メガマンダの調整はミラー意識のB振りやS振りに変わっていくことを予想していたため、気にせずこの調整のまま使用した。実際にマンダを落とせなかったことは1、2回程度しかなかったため、もしかすると運が良かっただけなのかもしれないがこの調整で使い続ける判断は間違ってなかったと思う。

ウルガモスを使う上で心配なのがステロを撒かれることであるが、最速ガルーラと化身ボルトによってそれを抑えることができたため最強に感じた。

 

 

【選出パターン】

・ガルガブ@1

対面選出。殴ってたら勝てそうな時にこの選出をする。カバのいない積み展開やリザテテフ、ゲンガーランドに出した。ウルガモスを出すことが多い。

基本的にZ枠を選出するがマンダ軸に対してウルガモスよりボルトロスの方が刺さっていることが稀にある。

 

・ボルトヘラ+Z

サイクル選出。電磁波さえ撒ければヘラクレセの通りがいい時に選出する。カバ入り積み展開やグロスランド、ガルーラ軸に出した。Zはクレセを出すことが多かったが、カバマンダガルドに対してはウルガモスを出す。

かなり出せる構築は多いのだが、対面選出と比べSラインが遅いポケモンでサイクルをするためどうしても運負けしやすくなる。そのためどちらでもいい場合は対面選出をするのが良い。(こちらの選出の方が多かった)

 

 

その他の選出パターンもあったが、そんなに多かったわけではないので割愛。

 

【きつい並び・ポケモン

ヤミラミ入り受けループ

ラボルトウルガで選出することが多かった。ヤミラミとガモス、ガモス受けとボルトロスを合わせ続けてボルトチェンジを押すことで択にして戦っていた。

 

・カバリザテテフミミッキュ

カバリザの型、テテフの挑発の有無、ミミッキュの存在によって一方的に選出択を迫られる。ガルガブクレセで出すことが多かった。

 

【まとめ】

最終日のみ別の構築を使ったのですがいつも使ってるやつをちょっといじった程度なのでそっちの記事は書きません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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【S9序中盤使用-2000達成】積詰ガルクレセ

 

どうもこんにちは、6世代ファイアローを使いたいぬまゴリラです。今期の構築はZ持ち瞑想クレセリアに可能性を感じて組んだ構築となっています。6世代から本格的に対戦を始めた自分としては好きな並びで、そこそこの完成度で組めたため紹介したいと思います。

 

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【採用順・理由】

クレセリア

通常のゴツメ型とは違う広い対応範囲と誘い殺し性能が非常に優秀だと感じたためこの構築のスタートとした。

②ゲンガー

クレセリアで積む際に障害となる悪やゴーストに対して強引な1:1交換を取ったり、起点を作ったりするために採用。

モロバレル

クレセゲンガーの並びで一貫するミミッキュにに強く出られ、後攻胞子によるクレセリアの積み展開や安全な繰り出しを可能とするため採用。

④ガルーラ

ここまでの三体では積み展開がきつくなると感じたため裏三体は対面的に組むことに決めた。そこでストッパー性能・対面性能がともに非常に優れていることから採用した。

ガブリアス

リザやガルド、コケコに強く、対面性能、崩し性能、ストッパー性能のどれをとっても優秀であると感じたため採用した。

ウルガモス

ここまでできついマンダ軸、ポリ2ガルドレヒレのような並びをまとめて対策するために採用した。

 

【個別解説】

 

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ガルーラ@メガ   陽気   肝っ玉→親子愛

   181(4)-177(252)-120-×-120-167(252)

   猫騙し/冷凍パンチ/炎のパンチ/八つ当たり

 

A、S:足りないためぶっぱ

H:ゴツメダメ意識余り

 

弱体化してもなお高い対面性能を持つポケモン。リザや遅いマンダ、襷ランドロスを意識して陽気ASとした。

特定のポケモンがいるから出せないなんてことになるのが嫌だったため一番範囲を広くとった技構成。捨て身タックルではなく八つ当たりなのはサイクル戦になった時に消耗が激しくなるため反動ダメを嫌ったというのと、捨て身タックルで確2だった場合は八つ当たりでも確2を取れていることが多いためである。CSテテフとマッチングした時だけ捨て身にしたくなるので一長一短。

刺さる相手にはとことん刺さり何度も相手のパーティをぶち壊してきた。また刺さり具合が微妙だとしても最低限の仕事はするため非常に使用感は良かった。

パンチを二回選択するとおおよそ35%で追加効果が乗るのはずるいと思った。

 

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ガブリアス@気合の襷   陽気   鮫肌

   183-182(252)-115-×-106(4)-169(252)

   剣の舞/岩石封じ/地震/逆鱗

 

A、S:ぶっぱ

D:C147コケコの珠マジシャの乱数意識で余り

 

普通の襷剣舞ガブ。

安定して強く、出して活躍しない対戦がなかった。7世代に入って弱くなったとか使いづらくなっただとか色々言われているが、

ミミッキュでは怪しいギャラやガモスに対するストッパー性能

・Zを使わずとも火力が出る(A156ミミッキュのシャドクロZ=A182ガブリアスの逆鱗)

・襷剣舞による強引な崩し性能

・鋼枠を入れている構築が多い

・環境のメガ全般に強い

・フェアリーの後投げが間に合わないことが多い

このように現環境でもガブリアスは十分に強いためもっと増えてもいいと思う。

HBラインをA156ミミッキュのじゃれ影耐えをしようか迷ったが、結構火力ラインが変わってしまう事が気になったのでAS252のまま使用した。

S1やS2の頃のミミッキュのように雑に剣舞するだけで相手を数体倒すことも多く、安心感のあるeasy要素だった。

苦手めなランドロスやポリ2、レヒレなどはメガと組み合わせて突破可能であり、攻撃が一切通らなくて無理なテッカグヤエアームドウルガモスクレセリアのカモであるため構築上全く困らなかった。ブルルはゲンガークレセバレルでサイクルを回して鬼火をうまく入れ、最後にクレセで詰める形をとることが多かった。

 

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ゲンガー@メガ   臆病   呪われボディ→影踏み

   165(236)-63-103(20)-190-115-200(252)

   道連れ/挑発/鬼火/シャドーボール

 

HB:A156ミミッキュのA2↑影撃ち確定耐え

S:最速

 

起点回避、起点作り、サイクルカット。ちょっと珍しい構成のメガゲンガー

変なことをしてきそうな構築やZ枠の通りが悪い場合に苦手な相手を1:1交換するため選出する。

挑発からZ枠での積み展開がかなり読まれづらく面白いくらいに決まって強かった。特にカバマンダガルドに対してはカバ対面でこれをする事でウルガモスで安全に積みeasy winを拾っていた。

鬼火は外れる技なので本当に押さなければならない場面かどうか見極めることが大事。

 

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ウルガモス@炎Z   控えめ   炎の体

   161(4)-×-115(236)-176(36)-126(4)-149(228)

   蝶の舞/めざ氷/ギガドレイン/オーバーヒート

 

HB:A156ミミッキュのシャドクロZ+影撃ちを高乱数耐え、A233メガバシャーモフレアドライブを最高乱数切り耐え

C:H155-D126ミミッキュをオバヒZで最低乱数切り1発、H196-D101霊獣ランドロスをオバヒZで高乱数1発、H197-D130メガマンダをC1↑めざ氷で中乱数1発

S:準速ミミッキュ抜き

 

耐久を振り炎Zを持つ事で対面性能と抜き性能を格段にあげたウルガモス

一般的なきのみガモスはCが2段階上がる前提のような火力しか出ず高耐久高火力のポケモンに押し負けると思ったため、瞬間火力をあげる炎Zを持たせた。ついでに対面からミミッキュにも勝てるようにした。

HBランドロスをオバヒZで高乱1なのが地味に偉く、ゲンガーランド構築との対戦で、初手ガルゲン対面の引き先としてかなり安定した(相手の選択肢が守る、鬼火、ランド引きのいずれかになりやすいため)。

舞うタイミングでバシャに即引きされる時も耐久調整炎Zが活きた。バシャが出てきた後炎Zを押すと、守られた場合は貫通ダメ+オバヒ+フレドラ反動、守られなかった場合はオバヒZ+フレドラ反動で落ちる。

マンダに対してのめざ氷が中乱数なのが弱かったが、マンダの調整がポリ2の減少やマンダ軸ミラーを意識して変わっていくことが想定されたためこのまま使用し続けた。

自身の耐久値による強気の行動を選択することができ非常に強かった。

 

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クレセリア@エスパーZ   図太い   浮遊

   225(236)-×-170(116)-95-150-125(156)

   月の光/身代わり/瞑想/サイコショック

 

HB:身代わりがA122テッカグヤの‪ヘビーボンバーを13/16耐え、A233メガバシャーモフレアドライブを確定2耐え

HD:C147カプ・コケコの10万Z+D上昇後10万を高乱数耐え

C:H159-D123メガゲンガーサイコショックZで低乱数1発、H157-D163ドヒドイデをC1↑サイコショックZで確定1発

S:最速テッカグヤ抜き

 

今回の構築の出発点。ゴツメ型の受け性能と瞑想型の嵌め性能を足して2で割り忘れたポケモン

いざ構築を組み上げてしまえばウルガモスにZ枠としての選出を奪われてしまう事が多かったが、ウルガモスが通らない場合や長期的なサイクル戦が想定される場合に非常によく刺さり仕事を全うしてくれた。具体的に役割対象となる並びは、ゲンガーウツロカグヤ、ポリ2ドラン、ペリラグコケコナット、バシャレボルトカグヤなどである。今期多かったジャラランガはみんな喜んで選出してくるのでこいつで全員起点にしていた。

サイコショックはこの構築で軽くない受けループや瞑想の積み合いを意識して採用したが、Zで殴る時にゲンガーやマンダ、リザXなどへの確定数ががかなり変わってくるためサイコキネシスも候補である。

異常なまでに火力がないためできるだけガン積みして、さらにZを使う相手をしっかり見極めなくてはならない。Zを使う相手を間違えると突破できない相手ができてしまうこともしばしば。火力ラインの参考程度に、瞑想全積みサイコショック≒A216メガマンダの捨て身タックルである。

ウルガモスと比べるとトップメタであるマンダやガルドにかなりの不利をとったり、悪タイプに絶対勝てない点において劣っていたが、ゲンガーやヒードランテッカグヤに対しての誘い殺し性能や、バシャやアーゴヨンの甘えた積みを許さないエスパーZなど、ガモスとは一風変わった活躍をしてくれたため構築になくてはならないポケモンであった。

 

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モロバレル@ウイの実   図太い   再生力

   キノコの胞子/クリアスモッグ/ギガドレイン/イカサマ

 

H、B:再生力効率を考えられる範囲でぶっぱ

D:特殊の電気や水を受けるため余り

 

影の功労者。

このポケモンがリザやマンダと不利対面を取ると受けることができないため選出率は低かったが、構築に入れておくだけで選出・行動の誘導ができた。具体的に言えば、バレルに受けられることを警戒してゲンガーミミッキュ対面のゴーストZやゲンガーレヒレ対面の水Zを初手でいきなり押されなかった。

選出するタイミングは、クレセリアの解説にて記述した長期サイクルが想定される時、ガルミミガッサがいる時、ギャラがどう見てもメガ進化でありガブを出せない時の3つしかなかなかったが選出した際はもちろん活躍した。

構築単位で重いバンギラスやギャラに対して強いスカーフカミツルギに変える案があったのだが、誘導性能と特定の構築に対する異常なまでの強さから離れることができず最後まで変更しなかった。

 

【選出パターン】

多くの選出パターンがあったので、ここでは選出する際に意識したことを書くことにする。

 

まず始めに意識することはどちらのZが通っているかということである。

①どちらも通っている、またはどちらかが通っている場合

どちらも通っている場合は裏のポケモンと組み合わせた上でより通しやすく、また事故の起こりにくい方を選ぶ。メガ枠はゲンガーが余程刺さっている(ガルーラが全く刺さってない)場合を除きガルーラを選択する。

②どちらも通ってない場合

ゲンガーを選出しZ枠の苦手な相手を無理矢理処理することで通す。どちらのZ枠を選出するかであるが、これはZ枠の苦手な相手がゲンガーで処理しやすい方を選ぶ。たまにどちらのZの苦手な相手と1:1をとれるかわからない場合があるのだが、その場合は例外的に2Z選出をして1:1を取れた後に通りの良くなる方を後出しで通していった。

 

ラスト1匹には上のように決めた2匹を選出した時に想定される無理な対面をケアできるポケモンを選ぶ。大抵の場合は相手の積み・サイクルの動きのどちらにでも対応できてまず腐ることのないガブリアスを選出した。

 

参考程度に体感選出の多かった順Top3

①ガルガブウルガ

②ゲンガブウルガ

③ゲンクレセウルガ

 

①の選出がずば抜けて多く、あとはそれなりって感じ。

 

【苦手な相手・並び】

ガオガエン

ガルガブに威嚇を入れたり鬼火を撒いたりしてきたり、ゲンガーで1:1を取ろうとしたら蜻蛉で逃げられたりで本当にきつかった。

数値が低めでゴリ押しが効くため無理矢理削って対処していた。幸い数が少なかったため助かった。

ちなみにゲンガークレセバレルはガエンに手も足も出ないためこのポケモン1匹でガルガブウルガ選出がほぼ確定させられる。きつい。

 

バンギラス

ガルから打点がなく、ガブの地震を耐えてくるため重い。ゲンガーで1:1をとるか、それができなくても最悪鬼火を入れてクレセの耐久と火傷ダメで無理矢理削りきる。バンギの裏はクレセがぶっ刺さりであることが多いため勝負の分かれ目はゲンガーが仕事をできるかどうかにかかっていた。

 

・岩技持ちメタグロス

ほとんどの場合にガモスでグロスを見ているので無理。そもそも抗えない。構築単位で切れるか切れないかの境目くらいの数が存在してるのである意味一番きつかった。

ゲンガーを出せればいいが、グロス入りにはリザが同居してることも少なくなかったためそう簡単にはいかなかった。

 

・持ち物によっては1舞ガモスに処理されるが、スカーフを持つことでガモスストッパーになるポケモン(例:スカーフゲッコ、スカーフ物理コケコ)

これも考慮してないシリーズ。岩グロスと同じく、構築段階でマッチングすることを想定してないため来たら詰む。ただしゲッコウガは繰り出し方でスカーフだとわかることも多かったため、スカーフ岩技読みで強引にガブを投げて崩すことをしたりもした。

 

【最後に】

シーズン9お疲れ様でした。この構築は2000が30人くらいしかいない時期に1700後半から31-8の高勝率で2000まで行けたので非常に強かったです。

今回構築のスタートとしたZ持ち瞑想クレセリアを思いついた時は「自分は天才だ!」と思ったので、ぽけふぁんで“クレセリア@エスパーZ”で検索した時に数件引っかかった時には悲しかったです。しかし調整だけは違い、サイクルするにしても積んでいくにしてもこの調整のおかげで強かったことだらけなので、瞑想クレセをもともと使ってた方もこれから使う方も是非この調整で使ってみていただきたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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【S8-2000達成】ボリュッキュキノポリンガー改

 

こんにちは、今期の構築は【S6-最高最終2124&終盤トップ2独占】ボリュッキュキノポリンガー - 底なし沼とほとんど同じです。しかし僅かですが調整を変えたポケモンがいるのでそれと、今期使ってみて強かったポケモンを紹介したいと思います。

 

①ボリュッキュキノポリンガー

 

今期は他のHBポガッサ入りや対面構築などを試したのだが、自分の力が足りずどの構築の完成度も“戦える”レベルはあっても“勝てる”レベルにまで達してはいなかった。そのためシーズン終盤に差し掛かるにあたって自分の中で最も完成度の高いこの構築を引っ張り出して使うことにした。

 

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【個別解説】

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ボーマンダ@メガ   意地っ張り   威嚇→スカイスキン

   171(4)-216(252)-150-×-110-172(252)

   龍の舞/空元気/地震/捨て身タックル

 

以前と変わらず。

 

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ドリュウズ@気合の襷   陽気   型破り

   185-182(212)-80-×-91(44)-154(252)
   ステルスロック/岩石封じ/アイアンヘッド/地震

 

S:最速、準速霊獣ボルトロス抜き
HBD:A171-C222ギルガルドシャドーボール+影撃ちを超高乱数耐え
A:余り


以前ASで使っていた時、ギルガルドに後投げする時いつもシャドボ+影撃ちが微妙な乱数であることが気になっていた。そのため今期はそこを耐えられるように、またテテフコケコにより強く出るように、少しだけDに厚めに調整し直した。Aを落とした弊害としてはABミミッキュに対するアイアンヘッドの乱数のズレがあるが、乱数はほとんど変わらない上に、ミミッキュ側としては意地っ張りスカーフを考慮して後ろに引かなければならず、ステルスロック込みのHPで対面することが多かったため全く問題ではなかった。

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ミミッキュ@ゴーストZ   意地っ張り   化けの皮

   131(4)-156(252)-100-×-125-148(252)

   剣の舞/影撃ち/シャドークロー/じゃれつく

 

そのまま。

 

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キノガッサ@毒毒玉   腕白   ポイズンヒール
   163(220)-151(4)-144(244)-×-82(12)-94(28)
   守る/身代わり/キノコの胞子/気合パンチ

HB:ポイヒ回復2回込みで陽気ガブの逆鱗2耐え
HD:C192ルカリオのラスターカノン高乱数耐え
A:H212-B121メガガルーラを気合パンチで確定1発
S:速めの50族抜き、無振りメガハッサム抜かれ

 

Bラインを1落としても確定数や乱数が変わることがほとんどなく、Dラインを1上げるとルカリオのラスターカノンの乱数が変わるため変更した。

 

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ポリゴン2@進化の輝石   図太い   アナライズ
   191(244)-×-144(164)-126(4)-124(68)-84(28)
   自己再生/電磁波/冷凍ビーム/イカサマ

HB:A197メガメタグロスアイアンヘッドを超高乱数3耐え、A216メガボーマンダの捨て身タックル高乱数2耐え
HD:C200カプ・テテフのPFサイコキネシス高乱数2耐え
S:麻痺した最速100属抜き

 

Dラインの変更による問題点は特になくBラインを1上げることでメタグロスアイアンヘッドの乱数が変わるため変更した。

 

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ゲンガー@メガ   臆病   呪われボディ→影踏み
   135-×-100-222(252)-116(4)-200(252)
   身代わり/祟り目/ヘドロ爆弾/気合玉

C、S:抜き性能を落とさないぶっぱ
HD:C147カプ・コケコの眼鏡ボルトチェンジを確定耐え

 

カプ・コケコの眼鏡ボルトチェンジを意識して余りBをDに回した。

 

 

選出パターンやきつい相手などはS6の記事を見てください。

 

【まとめ】

最高2040くらい最終1970くらい。

構築面の反省として、今期は重いポケモンの一体であるカプ・レヒレが明らかに多かったので構築をいじるべきであったが、うまい改良法が思いつかなかったため来期からは環境に合わせて改善したい。

その他反省として、今期も潜り方が下手だった。いまいちな完成度の構築でサブロムに潜り続けていたため、メインが2000に乗ったのは割と早い段階であったのに結局2000↑で潜れたのはサブロムを諦めた最終日だけであった。来期以降はサブロムを切る時はもっと早い段階で切るようにする。

無理なく頑張りたいと思います。

 

 

 

②今期使って強いと思ったポケモン

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デンジュモク@ウイのみ   図太い   ビーストブースト

   173(116)-84-128(204)-193-91-127(188)
   身代わり/瞑想/目覚めるパワー氷/10万ボルト

HB:A165ランドロス地震を最高乱数切り耐え、身代わりがA114ナットレイのジャイロボールを最高乱数切り耐え、身代わりがタイプ一致イカサマを最高乱数切り耐え(A個体値0〜3)、身代わりがA171ギルガルドの影撃ち確定耐え
HD:D1↑でC222ギルガルドのZシャドーボールを最高乱数切り耐え、身代わりがC73ドヒドイデの熱湯を高乱数耐え
C:H155-D126ミミッキュを10万ボルトで確定2発
S:最速テッカグヤ抜き抜き抜き

 

一般的なデンジュモクは有利対面をとって身代わりを押しても、それを読まれて攻撃技を押されると身代わりが残らず結局択になる事が多いと思ったため、有利対面を確実にモノにするために考案した。
実際にこのポケモンと組み合わせて使っていたテテフやガブにつられて出て来るテッカグヤナットレイ、ポリ2、ブラッキーなどの耐久型ポケモンを軒並み起点にして崩せていた。

単純に物理耐久がかなり厚いため削れたバシャーモボーマンダルカリオなど本来デンジュモクで勝てない相手にも勝てるようになっていて対面性能が高かった。
きのみもかなりうまく機能し、相手にとって想定外の回復によってプランを崩す事ができた。

弱点としては一般的なデンジュモクと違い崩しのスピードがかなり遅いためラッキーで止まったりする点であった。

 

【サブの構築】

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耐久振りリザY/襷剣舞ガブ/耐久振り眼鏡テテフ

HB瞑想きのみデンジュ/霊Zミミッキュ/トリルポリ2

 

一度耐えて返しで倒すタイプの対面構築であったため追加効果や急所を受けやすく致命傷になりやすい点、軸としていたリザYが不意の岩雪崩で出落ちしやすい点が弱く勝ちきれなかった。でも使ってて楽しかった。

対戦してくださった方はありがとうございました!

 

楽しく戦えてレートも伸ばせる構築を完成させたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【s7】今期したこと

 

どうもこんにちは、満足のいく結果を残せず悲しみに暮れているぬまゴリラです。インフレシーズンだったのにその波に乗れず、最高2035で終わってしまいました。色々な構築を使ったのですが、その中でも使ってて手応えがあった並びと面白かったポケモンの2つを忘れないようにまとめたいと思います。

 

 

①ゲコゲンポリZ

今期はギャラアゴの積み展開やカバマンダナットドランのようなサイクル、クチート軸トリルなどが多かった気がしたので、積み展開やトリル展開を挑発で止めつつそのままポリZの起点にしてしまおうと思って並べた。

 

【個別解説】

ゲッコウガ@気合の襷   せっかち   変幻自在

   147-116(4)-78-155(252)-91-191(252)

   挑発/凍える風/波乗り/ダストシュート

 

C:ぶっぱ、波乗りでH155-D101メガバシャ確定1発

D>B:ダウンロード調整

S:最速、アゴやマンダ意識

 

ポリZの起点を誘いやすく広範囲で対面性能も高い挑発持ちとして採用。

挑発のせいで技枠が狭くなっているので、3枠でなるべく広範囲をみれ起点作りとしてS操作技を入れるようにした。凍える風は技範囲とS操作を両立するため雑に採用したが、襷を持って岩石ステロをしてくるポケモンにステロを撒かせなかったり、襷のない状態で氷4倍と対面して相手の裏にスカーフテテフなどがいる場合に冷ビと違い安定行動になったりと案外使い勝手が良かった。今回はバシャをワンパンするため波乗りとしたが、ミミッキュの皮破りやクチートに対して有効な熱湯もアリ。

変幻自在ゲッコウガの挑発はまず読まれることはなく、テテフを初手ダストで処理した後にギャラが起点にしてくる動きに対して爆アドを取れたのが特に強かった。

 

ゲンガー@メガ   臆病   呪われボディ→影踏み

   159(188)-×-100-190-124(68)-200(252)

   挑発/鬼火/シャドーボール/ヘドロ爆弾

 

HD:C190メガゲンガーシャドーボール高乱数耐え

S:最速、同速ワンチャン

 

影踏みのおかげで確実に目の前の相手を起点にできる点を評価し採用。ゲッコウガが極力対面したくないゲンガーやミミッキュ、ガルーラなど対面構築によくいるポケモンに比較的強い。ゲッコウガと違い鬼火があるため物理を起点にする性能が高い。

このポケモンには火力があるため挑発を持つことで自ら高耐久の処理を可能とし、鬼火のおかげでサイクル参加もできるのでかなり対応範囲が広く器用なポケモンであると感じた。

 

ポリゴンZ@ノーマルZ   臆病   適応力

   171(84)-×-95(36)-177(172)-96(4)-150(212)

   10万ボルト/冷凍ビーム/身代わり/テクスチャー

 

HB:B1↑状態でA182ガブリアス地震を最高乱数切り耐え

HD:C182テテフのフィールドサイキネ最高乱数切り耐え

C:H157-D115メガクチートをC1↑適応力10万ボルトで確定1発

S:S1↑で最速フェローチェ抜き

 

積めば環境に多い並びのほとんどを倒せる気がして採用した。

身代わり採用の理由だが、現在自己再生がメジャーであるため宿り木や毒毒などの定数ダメージを入れられた後にタイプ受けサイクルによって崩される展開を嫌ったと言うのと、Z透かしをするためである。クリアスモッグでポリZを止めようとするモロバレルなんかには気持ちよくなれた。

上手に積めればかなり強かった。

 

【反省点】

ゲンガーゲッコの2体から始まる起点作りはかなりうまく決まっていたが、思ってた以上にポリZが簡単に倒されたため勝てなかった。よくあったのは、積むタイミングに受ける攻撃+積んだ後ポリZより速いスカーフ持ちorミミッキュの攻撃で処理されるパターン。こういう処理ルートに対しては自己再生が強いのかなあと思ったが、身代わりのおかげで勝てるパターンもあったので諸説。起点を作った後により強いポケモンを見つけたい。

 

 

 

②ビルドレミミッキュ

シーズン序盤に、サイクルパに必ずと言っていいほど採用される鋼タイプやよく後投げされるランドロスで止まらず、場合によっては起点にできると思ったため半分回復実を持たせたビルドレ型を考察した。後に別の構築で採用する際対面的な立ち回りを可能とするためミミZ持ちで採用してみた。

 

ミミッキュ@ミミZor半分回復実  意地っ張り 化けの皮

   146(124)-154(236)-100-×-125-135(148)

   ビルドアップ/影撃ち/ドレインパンチ/じゃれつく

 

HB:A216ランドロス地震確定耐え

HD:C200テテフのフィールドサイキネ確定耐え

A:H207-B121メガガルーラをA1↑ミミッキュZで最低乱数切り1発

S:最速70属抜き

 

長所は、ランドロスナットレイのような本来不利なポケモンを逆に起点にできたり、ギャラドスのようなポケモンとの積みあいにも強いところやイカサマのダメージが上がらないところ。短所は、色々な相手に対して処理速度が遅れたり、特殊ポケモン相手に対しては剣の舞の方が断然有効なところである。

 

【反省点】

所詮ハマれば強いポケモンでしかないというのはわかっていたが、このポケモンとうまく組み合わせられるポケモンを見つけきれなかった。きのみを持たせた時の詰ませ性能はまあまあえぐかったのでこのポケモンを組み込んだ良さげなパーティをまた考えたい。

 

 

 

 

【最後に】

s7お疲れ様でした。今期は仲良くして頂いている方や僕が前期使ったHBポガッサを使った構築が2100に到達していて素直に嬉しかったです。しかしだからこそ自分だけがそこまで行けてない感覚になって悔しかったです。努力しても簡単に2100に到達できるわけではないことはわかっていますが、s8では早くから構築を練り始めてうまくまとめ、できる限り上位を目指せるように頑張りたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

 

【S7-2000達成】はじめてのかばまんだ

 

どうもUSMでもなんとか2000まで来れたぬまゴリラです。前期ゲンガッサポリ2でそれなりの結果を残せたので、今期はその並びを使わずに2000達成することを目標としました。実際に達成することができたのでその構築を紹介します。

 

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前期ギミックに対する対策が薄かった反省と、相手にしたらいつもボコボコにされるのろっきゅマンダを使ってみたいと思い構築を組み始めました。 

のろっきゅやスカゲッコで数的有利を取りながらサイクルを回して勝ちます。

 

【採用順・理由】

①のろっきゅマンダ 

使って見たかったため。初手ミミッキュで呪い展開をして相手のポケモンを全体的に削り、マンダの一貫をとるという並び。

カバルドン

のろっきゅマンダで重いメタグロスボーマンダ受け、見た目の電気の一貫切りのために採用。

③カプ・コケコ

ここまでで耐久水やテッカグヤ、サンダーが重く、高速回復技持ちでそれなりの耐久があったため採用。

ゲッコウガ

新登場したサイクルキラーであるアーゴヨンが重かったため、ストッパーとしてスカーフで採用。

ナットレイ

アーゴヨンとよく一緒にいるギャラドスに後投げでき、カプ系やミミッキュに対してより厚くするために採用。

 

 【個別解説】

 

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ボーマンダ@メガ   陽気   威嚇→スカイスキン

   197(212)-174(68)-151(4)-×-113(20)-182(204)

   羽休め/身代わり/龍の舞/捨て身タックル

 

HB:A197不一致A1↓岩石封じを身代わりが確定耐え

HD:C209不一致めざパ氷を最高乱数切り耐え

S:最速ジャローダ抜き

A:捨て身タックルでH177-B161メガハッサムを確定二発、H135-B101メガゲンガーを確定一発

 

ミミッキュの呪い展開から繋ぐエース兼サイクル要員。

呪いダメを稼ぐため身代わり型で採用した。恩返しではなく捨て身タックルを採用している理由は足りない火力をごまかすためである。

数値が頭おかしいくらい高く、色々な攻撃を耐えて強引に起点にしたりすることができたため、安定感が凄かった。

 

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カバルドン@ゴツゴツメット   腕白   砂起こし

   215(252)-132-187(252)-×-93(4)-67

  怠ける/欠伸/氷の牙/地震

 

HB:ぶっぱ、A156ミミッキュZを確定耐え

HD:C209不一致めざパ氷を中乱数二発

 

優秀な物理受けである普通のHBカバルドン

この型がやはり一番選出しやすく安定感があった。テンプレは偉大である。特に言うことはない。

 

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ミミッキュ@ゴーストZ   陽気   化けの皮

   131(4)-142(252)-100-×-125-162(252)

   身代わり/呪い/痛み分け/シャドークロー

 

A:ぶっぱ、シャドークローの圏内を広げるため

S:ぶっぱ、上からはめる範囲を広げるため、初手の最速襷テテフ意識

H:余り、奇数

 

初手要員。耐久型の後投げに合わせて身代わりを貼り、呪い痛み分けで嵌める。

ゴーストZ型で採用した理由は、シャドークローと呪いのどちらにも乗せることができるからである。呪いZは、痛み分け回復でHPを半分以上にできず相手に呪いが入ってない状況で、シャドクロZは、耐久鋼や耐久毒を呪いで削った後やゲンガー対面で使った。他の持ち物の採用が考えられないくらい強かった。

相手がバトン構築やオニゴーリ入りであった場合は後続に置くようにし、試合の運び方をしっかりイメージして選出するように心がけた。

 

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 カプ・コケコ@デンキZ   臆病   エレキメイカ

   167(172)-×-105-115-113(140)-192(196)

   羽休め/毒毒/マジカルシャイン/10万ボルト

 

HB:A197不一致地震最高乱数切り耐え

HD:ダウンロードでA↑調整、C156一致ハイポンZを高乱数耐え、C172ポリゴン2のトライアタック確定2耐え

S:最速ゲッコウガ抜き

 

ヒレに後投げを安定させたいが為に生み出されたHDに厚いコケコ。ポリ2やレヒレ絡みのサイクルを毒で崩す。

C実値だけ見るとかなり貧弱に見えるが、エレキフィールド下での電気技の火力はCぶっぱロトムと同じでなので、火力なさすぎて萎えるようなことはなかった。

今回の調整はHD寄りとなっているが、テッカグヤのヘビボン二発が受からないため、HBに厚めの型を考えてみるのもいいかもしれない。また、サザンドラ等に打点を持つためマジシャを採用したが、それが気にならなければ瞑想レヒレにより強い物理型であったり、毒と相性のいい身代わりを採用するのもアリ。

実はこのコケコを思いついて育成したのはS4の頃で、ずっと使っていたがなかなか結果を残せなかったので、今回やっと記事に書けたのが素直に嬉しい。

 

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ゲッコウガ@拘りスカーフ   無邪気   変幻自在

   153(44)-121(44)-96(68)-136(100)-81-191(252)

   とんぼ返り/岩雪崩/冷凍ビーム/ダストシュート

 

HB:A182テクニガッサのマッハパンチを最高乱数切り耐え≒A182ガブリアスの逆鱗最高乱数切り耐え

HD:C196アーゴヨンヘドロウェーブ最高乱数切り耐え

A:H175-B95カプ・テテフをダストシュートで最低乱数切り確定一発、H175-B112メガリザードンYを岩雪崩で確定一発

C:H149-D93アーゴヨンを冷凍ビームで確定一発

 

序盤は初手に出して不意に一体処理したり、とんぼ返りから有利対面を作る。中終盤はストッパーをしたり、抜きエースになったりする。今回の便利枠。

技構成に関して、今回はリザードンYが重かったため岩雪崩を採用したが、ヒードランやバシャに対しての打点となる水技、ギルガルドやゲンガーへの打点となる悪の波動、鋼への打点となるけたぐり、ギャラやスイクンへの打点となる草結びなど色々候補があった。技スペが無限に欲しいと思った。

おそらく一番選出した。そのくらい使いやすかった。

 

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ナットレイ@食べ残し   呑気   鉄の棘

   181(252)-114-188(156)-×-149(100)-22

   守る/宿り木/タネマシンガン/ジャイロボール

 

HB:A207メガギャラドスのA2↑地震を残飯込み高乱数2耐え

HD:C200カプ・テテフの眼鏡サイキネを確定2耐え

 

運負けしやすい点や、ドヤ読みされやすい点を除けば、最強だと思えるほどの性能を持っているポケモン

最後にこのポケモンを採用したが、かなりぴったりで急に構築の安定感が増した。

高速回復技のない耐久ポケモンであるため、このポケモンを使うコツは、見れる範囲が広いからといって仕事を与えすぎないことだと感じた。

 

【選出パターン】

・ミミマンダ@1

 構築段階で想定していた一番通したい選出。

マンダ受けとミミッキュ受けが被っている構築、受けループを含む受けサイクルにこの選出をすることが多かった。

@1は何が多いわけでもなく、ミミマンダで対応できないポケモンのケアができるポケモンを選出していた。

 

・ゲコナット@1

初手のゲッコで不意に一体を処理するかとんぼ返りで有利対面を作り、サイクルを回すことで勝つ選出。対面構築や積みサイクルに対してはこの出し方。

この選出も@1はサイクルを崩されにくいポケモンを選出することが多かった。

この選出パターンが一番多かった。

 

・ミミゲッコ以外から@3

3匹とも受け駒で選出するパターン。受けてるだけで勝てそうなときにこの選出をした。一番安定感のある選出。

 

 【きついポケモン・並び】

 ・パルシェン

この構築の鋼が氷等倍であるため単純に通りがいい。ナットレイで削りながら切ってスカゲッコで処理するパターンが多かった。割と勝ててた。

 

ニドキングニドクイン、両刀バシャ

範囲の広い高火力ポケモンは、ミミッキュで対面的に処理するしかないため辛い。しかし、ほとんどマッチングしなかったため問題なかった。

 

ハッサム

今回の構築で一番きつかったポケモン(しかもちょっと流行ってた)。立ち回りをめっちゃ頑張って上手いことマンダと対面させるしかなかった。ほとんど勝てなかった。

 

ギルガルド

今回の構築で二番目にきつかったポケモンミミッキュで身代わりを使って頑張るか、ナットで地道に削るしかなかった。

 

アーゴヨン

ゲッコ絶対選出になるのがしんどい。ゲッコを後投しなきゃならない場面があるのだが、読まれると死ぬ。

 

ハッサムがガチで無理な以外はそんなにきつい相手はいなかったから良かった。

 

【最後に】

今シーズンはUSM最初のシーズンということでしたが、新登場したポケモン(特にアーゴヨン)を中心に高速で環境が変化しててかなり面白かったです。

今回の構築は第7世代で初めてポイヒガッサを使わずに2000に行けた構築、それも変態型らしい変態型もないまあまあ綺麗な構築に仕上がっていて個人的には自信作なので満足しています。

まだレートは潜りますが、ガチでいい構築ってのができてないので目指せれば上行くくらいの感じで頑張りたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました〜!

 

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【S6-最高最終2124&終盤トップ2独占】ボリュッキュキノポリンガー

 

どうもこんにちは、ぬまゴリラです。今期はSM最終シーズンということで、自分がずっと使い続けていて最も得意としてる並びであるゲンガッサポリ2を使って絶対に結果を残したいと思い構築を組みました。

 

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前シーズンまではゲンガッサポリ2の並びで弊害となってくるバシャテテフをしっかりとした受けを準備することで対策していたのですが、受け一本ではどうしても読めない地雷型であったり、対策し切れない崩しにやられたりと勝ち切れなかったところがありました。

そんなわけで今期は、そもそも苦手なバシャテテフのような有限サイクルは受けるよりも殴ることで対策するということを意識しました。

 

【採用順・理由】

①ゲンガッサポリ2

使いたいため採用。簡単に説明するとポリ2とキノガッサで状態異常を撒きながらサイクルを回し、隙を見てゲンガーで高火力を押し付ける並び。

ミミッキュ

個人的にミミッキュの入ってない構築に強さを感じないのと、上記三体の並びできついバシャテテフや積み展開に対して強いため採用。

メガマン

バシャに強く、通せると強い優秀な物理アタッカーであるため採用。

ドリュウズ

構築に一体は欲しい電気の一貫切りができ、ステルスロックを撒け、そしてゲンガッサポリ2の苦手なカプ系やミミッキュに強いので採用。

 

【個別解説】

 

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ボーマンダ@メガ   意地っ張り   威嚇→スカイスキン

   171(4)-216(252)-150-×-110-172(252)

   龍の舞/空元気/地震/捨て身タックル

 

A、S:ぶっぱ、抜き性能を落としたくなかったため

H:余り、奇数

 

抜きエース①。しようと思えば無理矢理サイクルもできる。

高速高火力高耐久の全てを持ち、幾多のeasy winを生み出したポケモン。羽休めを切った物理マンダやA特化マンダは読まれづらくかなり通りが良かった。微火力恩返し読みで耐える前提の行動をしてくる相手に対してかなり強かった。例としては、ステロ+A1↑捨て身でH175-B100レボルトを超高乱数一発、H177-B183レヒレを中乱数1発で処理できる。

羽休めを切っていることについてだが、一度積めば全抜きorかなりの負担をかけれるようにASとしている、つまり羽で粘って何度も舞うことをせずとも1舞で十分な火力が出るため羽休めは不要であった。代わりに空いた枠に、鬼火で火力を削がれることを嫌って空元気を採用した。空元気は、捨て身タックルでは過剰火力な時や、反動を受けたくない時にも使いやすかった。いかにも鬼火撒いてきそうなポケモンの前で舞い、easy winってパターンがよくあったので空元気の採用は大正解であったと言える。

 

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ドリュウズ@気合の襷   陽気   型破り

   185-187(252)-80-×-86(4)-154(252)

   ステルスロック/岩石封じ/アイアンヘッド/地震

 

A、S:ぶっぱ、襷を持ってるため

D:余り、コケコ、テテフに気持ちだけでも強くするため

 

積み軸で選出する時の初手要員。

この構築のガッサはゲンガーが絶対無理なので、そこに対して選出抑制できる枠。マンダが意地っ張りであるためジャローダを抜いていないが、こいつが型破り持ちであるおかげで岩石封じでSを下げることができるのも強かった。ガッサとの補完がかなり良く、採用した時には思いもしなかったほど活躍した。とりあえずのステロ要員としてめちゃくちゃ初手に出した。

 

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ミミッキュ@ゴーストZ   意地っ張り   化けの皮

   131(4)-156(252)-100-×-125-148(252)

   剣の舞/影打ち/シャドークロー/じゃれつく

 

A、S:ぶっぱ、振らなきゃ火力が低かったりミラーで上を取られて負けるのを嫌ったため

H:余り、奇数

 

抜きエース②。

普通すぎるASゴーストZミミッキュ。もともとは剣舞イカサマ耐え調整でカバやポリ2を倒す挑発持ちフェアリーZを使っていた。しかしこの型を使っていたシーズン中盤は、ミミッキュのフェアリーZは読まれやすくて使いづらかったので、ミラーに強く単純に通りのいいこっちの型に変更した。この変更によって、もともと重かった炎や鋼に強くなったのは良かったが、ドリュミミマンダの積み選出がしづらくなったので一長一短であった。

 

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キノガッサ@毒毒玉   腕白   ポイズンヒール

   163(220)-151(4)-145(252)-×-81(4)-94(28)

   守る/身代わり/キノコの胞子/気合パンチ

 

HB:ポイヒ回復2回込みで陽気ガブの逆鱗2耐え

HD:C192ルカリオのラスターカノン高乱数耐え

A:H212-B121メガガルーラを気合パンチで確定1発

S:速めの50族抜き、無振りメガハッサム抜かれ

 

起点作り、抜きエース③、サイクル要員。

いつも使っているサイクルガッサ。まもみが胞子でなされる永久回復と耐久値によるサイクル性能、後攻胞子による起点作りとサイクル負担軽減、ポイヒガッサ持ち前の抜き性能、全てを持ってる最強のポケモン

普通のポイヒガッサと違いHPを減らさずフィールド枯らしをできる。これにより本来不利であったコケコ入りのサイクルを相手にする時も有利に立ち回れる。あと普通のポイヒガッサでは勝てないナットレイにも勝てるようになるため雨パなんかには余裕の3タテをかました。砂にも強い。相手のガッサにも強い。毒ガルドやグライオンにはPP枯らしを仕掛けられるので、無理をせずとも裏込みで勝てる。

ゴーストタイプ(特にメガゲンガー)は絶対倒せないので、メガゲンガーとは対面させないように、それ以外には処理されず胞子を入れられるように立ち回る必要がある。

 

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 ポリゴン2@進化の輝石   図太い   アナライズ

   191(244)-×-143(156)-126(4)-125(76)-84(28)

   自己再生/電磁波/冷凍ビーム/イカサマ

 

HB:A216メガボーマンダの捨て身タックル超高乱数2耐え

HD:C200カプ・テテフのフィールドサイコキネシス高乱数2耐え

S:麻痺した最速100族抜き

 

サイクル要員。

ガッサゲンガーの苦手なメガマンダやミミッキュに強く出られるポケモン。また、キノコの胞子が通らない相手に対して麻痺を撒いてゲンガーで処理しやすくする役割もある。毒毒でなく電磁波なのはバレルやバナに通り、ドランやガルドの後投げを気にしなくて良いためである。

アナライズなのに電磁波持ちなのは変に見えるかもしれないが、電磁波を撒きたい相手(ミミッキュ、リザY)にはアナライズ補正を入れるよりも上から受け切りたく、アナライズ補正の欲しい相手(ガブ、ゲンガー、マンダ)には電磁波が入らなかったり、そもそも電磁波が撒けても上を取れないので問題なかった。

今期も無難に強かった。

 

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ゲンガー@メガ   臆病   呪われボディ→影踏み

   135-×-101(4)-222(252)-115-200(252)

   身代わり/祟り目/ヘドロ爆弾/気合玉

 

C、S:ぶっぱ、調整の甘えたフェアリー勢を処理するため

B:余り(コケコのメガネボルチェンの最高乱数で処理されるためD振りの方がいい説ある)

 

サイクル要員。

受けルに強い身代わり3ウェポンゲンガー。キノガッサの苦手なレヒレや草タイプをキャッチして処理したり、状態異常をばら撒いた後に全抜きエースとなる。HBポリ2をヘド爆+気合玉で処理できるのも強かった。

状態異常は裏で撒くのでこのポケモンには採用してない。ガッサゲンガーの並びは実質技スペ5つのキノコの胞子ゲンガー。弱いわけがない。このポケモンもやっぱり強かった。

 

【選出パターン】

・ゲンガッサポリ2

サイクル選出①。ガルーラ軸、低火力無限サイクル(受けルっぽいやつ)、とんぼるサイクルに対してこの出し方をする。ガルーラ軸には初手ガッサを確定で出していたが、他の相手には刺さってるやつから出した。

ガルーラ軸はガルーラを処理できれば勝て、とんぼるにはガッサで有利対面を作れれば勝てた印象。低火力無限サイクルに対しては鬼のように強い。

この選出ができる相手には大体勝ってた。

 

・ドリュガッサポリ2

サイクル選出②。ゲンガーを出さずともキノガッサが身代わりを残せれば十分全抜きが可能である時にこの選出をする。ゲンガッサポリ2選出よりもコケコとテテフ、ミミッキュにずっと厚くなる。

先にステロを撒き、キノガッサで嵌めることで、相手のフィールド張り直しの交換やとんぼるの際にステロダメージが入る。このおかげでかなり楽に試合を運べることが多かった。

 

・ドリュマンダ@1

積み選出。単純に殴ってれば勝てそうな時この選出をした。

@1は基本的にミミッキュであったが、カバやポリ2入りであったりガッサが有利対面を取れれば3タテできそうな構築であればガッサだったり、ゲッコウガがうまく処理できるか自信がない時にポリ2になったりした。

初手は基本的にはドリュウズであるが、ガルーラ軸にどうしてもこちらの軸でいかなければならない場合は初手にガッサを置くこともあった。

 

・ガッサポリ2マンダ

サイクル+積み選出。上記のどの選出でも出せない並び(例:バシャ+マンダ+ポリ2)が相手にある時にこの選出をする。

ポリ2ガッサのサイクルで相手を疲弊させて、サイクルのどこかで起点を作りマンダで全抜きする。

どちらかといえば例外的な選出なのであまり出すことはなかった。

 

その他の選出をすることもあったが、ほとんどなかったため省略。

 

【きつい並び】

 ・呪いミミッキュ

ドリュウズを選出しなかった場合にこのミミッキュをポリ2一体で相手することになるのだが、この時普通にミミッキュにポリ2を崩されて、裏の物理アタッカーを通され負ける事になる。というかそもそも全員のろっきゅに嵌められて負ける。地味に流行っていたのでしんどかった。

 

・崩しガブ、崩しランド

サイクル選出をした場合、本来ならポリ2とガッサの役割対象であるはずなのに、逆に狩られてしまう。

この構築にこの二体はよく出てきたため、これらのポケモンには極力不利対面を取らないように立ち回っていた。

 

パルシェン

襷で考えると対面から勝てるポケモンがポリ2しか存在しないため、ステロを絡めてドリュウズを切りながら岩石封じを入れ、上からゲンガーで処理するくらいしかなかった。選出を縛られるのが一番きつかった。

 

・ガッサの役割対象とゲンガーの並び

例を挙げるとすれば、カバカグヤゲンガーみたいなやつ。カバもカグヤもガッサじゃないと処理が難しいが、ガッサはゲンガーにキャッチされると何もできずに処理されてしまう。

マンダとミミッキュで押せ押せな感じに攻めると勝てることがあった。

 

・バトン構築

特定の対策は全くしてないので、かなりきつい。

しかしバシャバトンであればバシャ対面マンダで舞いまくったり、イーブイバトンであればイーブイになんとかゲンガーを合わせて気合玉で処理したり、バトン先にミミッキュのゴーストZぶつけたりで無理やりなんとかしてたのだが、正直怪しい。

 

・滅びゲンガナンスポリ2

ゲンガナンスにはミミッキュを出したいのだがポリ2に完全に止められ、ポリ2にはガッサを出したいのだが全く刺さってないのできつい。

滅ばれてる間にポリ2で電磁波をばら撒いてゲンガーでなんとかしてた。意外となんとかできてた。

 

オニゴーリ

 積み選出をほぼ強要されるため嫌だった。

ステロ+マンダの捨て身やミミッキュで剣舞積みまくってZ+かげうちでの処理が多かった。

 

ビビヨン

全く対策をしてないので、上手いことステロを撒いて先に展開するしかなかった。

 

まとめるとギミック構築がきつかった。

 

【最後に】

本当にSMお疲れ様でした。

今期はSMでの最高レートを大きく更新できたり、終盤にトップ2を独占したりと、個人的にはかなり満足のいく結果を残せてかなり嬉しかったです。しかし、かなり自信のある構築だったので、もう少し上に行けたらなぁとも思っています。少しの心残りもないようにUSMではもっと上を目指して頑張っていきたいと思います。

SMでの初2100を応援してくれた方や対戦してくださった方々は本当にありがとうございました。

 

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【S6-序中盤使用】ガルミミ対面構築・改

 

どうもこんにちは、受け構築ばかり使ってるのにたまに上から殴り倒す構築を使いたくなるぬまゴリラです。今期も今言ったように上から殴る構築を使いたくなったので、自身がS4で使った対面構築(http://numagorira.hatenadiary.jp/entry/2017/06/13/180534)を改良して使いました。

 

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S4で使った元構築は、ゲンガルミミと弱保レヒレがかなり使いやすかったのですが、マンダ軸とカバが結構重いという弱点を抱えてたので、ゲンガルミミレヒレを残して残り2枠で弱点を補えるように組みました。

元構築と同様に、ゲンガーかレヒレを初手に置き数的有利か起点作りをして裏を通していきます。

 

【個別解説】

 

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ガルーラ@メガ   意地っ張り   肝っ玉→親子愛

   191(84)-187(196)-101(4)-×-113(100)-136(124)

   グロウパンチ/不意打ち/炎のパンチ/捨て身タックル

 

HB:A182ガブのZ逆鱗確定耐え

HD:C147カプ・コケコZ10万ボルト最高乱数切り耐え

A:H135-B101キノガッサを炎のパンチで高乱数一発

S:最速70族抜き抜き(なるべく多くの相手の上を取るためメジャーな調整+1)

 

元構築と何も変わってないガルーラ。やはり圧倒的な崩し性能があり使いやすかった。

S4の頃とは違い準速レヒレが一定数いるためSラインを上げるか迷ったが、言うてそこまで数がいないのと勝てずとも十分な削りを行えるため変に調整を崩さず使い続けた。

 

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ガブリアス@地面Z   意地っ張り   鮫肌

   195(92)-178(92)-117(12)-×-129(188)-138(124)

   剣の舞/岩石封じ/炎の牙/地震

 

HB:A156ミミッキュのじゃれつく+影打ち高乱数耐え

HD:C200カプ・テテフムーンフォース最高乱数切り耐え

S:準速85抜き

A:余り

 

新しく入った枠①。詳しくは後述するが、ミミッキュの型を変えたせいでバナカグヤレヒレのような並びを崩すのが微妙にきつくなったためそこを不意に崩すための地雷ガブ。

やることはZ霊獣ランドロスでも良さそうではあるが、ランドとは違い炎打点を持っていたり、Zが読まれづらかったり、テテフを誘い殺せると言う利点がある。

ガブのSを落とすのは怖かったが、役割をはっきりさせて採用したためかなりうまく機能した。

 

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ゲンガー@気合の襷   無邪気   呪われボディ

   135-86(4)-80-182(252)-85-178(252)

   凍える風/不意打ち/シャドーボール/ヘドロ爆弾

 

C、S:ぶっぱ、襷持ちであるため調整の必要がない

A:余り、不意打ちの火力を少しだけでも上げるため

 

医大生の動画で晒された不意打ちゲンガー。S4の時と比べて襷ゲンガーが少しだけ増えたのと構築にバシャを入れたせいで襷を読まれやすくなってしまったが、それでもかなり使いやすく初手性能はかなり高かった。

性格に関して、現在襷ゲンガーはCSテテフをヘドロ爆弾で確実に処理するためなのか控えめやうっかりやが主流であるようだが、Sに補正をかけないと最速リザードンにニトチャ二回でSを一段階上昇させたまま突破されたり、ガブ対面で岩石封じを押されるとそのまま負けてしまったり、グロスが突っ張ってきた時アイヘでひるまされて無償で突破される確率が上がったりと、実は対面性能は下がるのではないだろうかと思い無邪気のまま採用した。実際Cに補正をかけなかったせいで負けたことは一度もなかったためこれで正解であった。

 

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ミミッキュ@フェアリーZ   意地っ張り 化けの皮
   159(228)-148(196)-103(20)-×-127(12)-123(52)
   剣の舞/挑発/影打ち/じゃれつく

 

HB:A207メガギャラドスのA1↑滝登り最高乱数切り耐え、アナライズA2↑イカサマ確定耐え
HD:C191メガゲンガーシャドーボール最高乱数切り耐え
A:H191-B156ポリ2@進化の輝石をA2↑じゃれつく+Zじゃれつくで確定処理
S:余り、ミラー意識(ついでに準速70族抜き)

 

S4とは型を変えたミミッキュ。その理由は重かったマンダ軸とカバに強くしたかったためである。

ABミミッキュとは違いバシャのフレドラを耐えないため、化けの皮を大切にする立ち回りをしなければならなくて難しかった。

崩し、ストッパー、Z透かしなど色々できるのに、それだけに留まらず可愛いとかもうさすが7世代の主人公だなと思った。

 

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バシャーモ@命の珠   うっかりや   加速

   155-147(52)-90-176(236)-81-128(220)

   守る/めざめるパワー氷/大文字/飛び膝蹴り

 

C:H167-D170ギルガルドを珠大文字で確定一発

S:1加速で最速ゲッコウガ抜き、2加速で最速スカガブ抜き

A:余り

 

新しく入った枠②。レボルトの代わりにマンダ軸を崩すポケモンとして採用した。

最近のバシャーモはメガばかりでめざ氷持ちが少ないため、マンダやカバでバシャーモを受けようとしてる人も多くかなり通りが良かった。

命中不安とゲンガーの襷を警戒させる以外は最高のポケモンだった。

 

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カプ・レヒレ@弱点保険 控えめ ミストメイカー

   175(236)-×-136(4)-154(196)-152(12)-113(60)

   めざパ炎/波乗り/ムーンフォース/ハイドロポンプ

 

HD:C222メガゲンガーのヘドロ爆弾最高乱数切り耐え

C:H167-D115メガゲンガーをC2↑ハイドロポンプで最低乱数切り一発

S:準速60族抜き、ミラー意識

B:余り

 

元構築と何も変わってない弱保レヒレ。Zを消費せずメガゲンガーや電気タイプに勝てるため初手から出しやすい。相変わらずハイポンは命中不安で押したくない技であるが、押す相手はリザとゲンガーとHBだとわかっているカバをワンパンしたい時くらいなのでそこまで問題なかった。

 

【選出パターン】

 ・ゲンミミバシャ

 基本選出。ゲンガーで初手数的有利を取ったり、起点を作ったりした後、裏で詰める。ゲンガーの通りがあまりにも悪いとレヒレになったり、相手にミミッキュがいたり通りが悪いとバシャがガルーラになったりする。

 

・ガルガブ@1

ガチガチの受けサイクルに対する選出。ガルーラとガブを受けるポケモンが同じであることが多い(受けルで言えばムドーみたいな)ためガルーラでそのポケモンと1:1を取った後ガブを通す。@1は崩した後に通りやすいバシャであったり、初手から微妙に削りができてガルの起点を呼ぶゲンガーが多かった。

 

これ以外の選出パターンはなかった。

 

【きついポケモン・並び】

あんまりなかった感じがする。(というのも記事書いてる現在、この構築を使うのをやめてから二週間くらい経ってるので覚えてない笑)(ごめんなさい)

まあでもあまりにもきついポケモンがいたら流石に覚えてるので、微妙にきついポケモンはいたとしても、どうしようもない並びやポケモンはいなかったはず。だいたいなんとかなってた記憶。

 

【最後に】

他のもっと強い構築ができたので、この構築を使うのをすぐに辞めてしまいましたが、この構築もかなりの自信作でした。そういう意味で結果を残すことなく使うのをやめるのは少し悲しいです。でももう一つの構築でこの構築の分もガンガン勝てるように頑張りたいと思います。