【S9序中盤使用-2000達成】積詰ガルクレセ

 

どうもこんにちは、6世代ファイアローを使いたいぬまゴリラです。今期の構築はZ持ち瞑想クレセリアに可能性を感じて組んだ構築となっています。6世代から本格的に対戦を始めた自分としては好きな並びで、そこそこの完成度で組めたため紹介したいと思います。

 

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【採用順・理由】

クレセリア

通常のゴツメ型とは違う広い対応範囲と誘い殺し性能が非常に優秀だと感じたためこの構築のスタートとした。

②ゲンガー

クレセリアで積む際に障害となる悪やゴーストに対して強引な1:1交換を取ったり、起点を作ったりするために採用。

モロバレル

クレセゲンガーの並びで一貫するミミッキュにに強く出られ、後攻胞子によるクレセリアの積み展開や安全な繰り出しを可能とするため採用。

④ガルーラ

ここまでの三体では積み展開がきつくなると感じたため裏三体は対面的に組むことに決めた。そこでストッパー性能・対面性能がともに非常に優れていることから採用した。

ガブリアス

リザやガルド、コケコに強く、対面性能、崩し性能、ストッパー性能のどれをとっても優秀であると感じたため採用した。

ウルガモス

ここまでできついマンダ軸、ポリ2ガルドレヒレのような並びをまとめて対策するために採用した。

 

【個別解説】

 

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ガルーラ@メガ   陽気   肝っ玉→親子愛

   181(4)-177(252)-120-×-120-167(252)

   猫騙し/冷凍パンチ/炎のパンチ/八つ当たり

 

A、S:足りないためぶっぱ

H:ゴツメダメ意識余り

 

弱体化してもなお高い対面性能を持つポケモン。リザや遅いマンダ、襷ランドロスを意識して陽気ASとした。

特定のポケモンがいるから出せないなんてことになるのが嫌だったため一番範囲を広くとった技構成。捨て身タックルではなく八つ当たりなのはサイクル戦になった時に消耗が激しくなるため反動ダメを嫌ったというのと、捨て身タックルで確2だった場合は八つ当たりでも確2を取れていることが多いためである。CSテテフとマッチングした時だけ捨て身にしたくなるので一長一短。

刺さる相手にはとことん刺さり何度も相手のパーティをぶち壊してきた。また刺さり具合が微妙だとしても最低限の仕事はするため非常に使用感は良かった。

パンチを二回選択するとおおよそ35%で追加効果が乗るのはずるいと思った。

 

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ガブリアス@気合の襷   陽気   鮫肌

   183-182(252)-115-×-106(4)-169(252)

   剣の舞/岩石封じ/地震/逆鱗

 

A、S:ぶっぱ

D:C147コケコの珠マジシャの乱数意識で余り

 

普通の襷剣舞ガブ。

安定して強く、出して活躍しない対戦がなかった。7世代に入って弱くなったとか使いづらくなっただとか色々言われているが、

ミミッキュでは怪しいギャラやガモスに対するストッパー性能

・Zを使わずとも火力が出る(A156ミミッキュのシャドクロZ=A182ガブリアスの逆鱗)

・襷剣舞による強引な崩し性能

・鋼枠を入れている構築が多い

・環境のメガ全般に強い

・フェアリーの後投げが間に合わないことが多い

このように現環境でもガブリアスは十分に強いためもっと増えてもいいと思う。

HBラインをA156ミミッキュのじゃれ影耐えをしようか迷ったが、結構火力ラインが変わってしまう事が気になったのでAS252のまま使用した。

S1やS2の頃のミミッキュのように雑に剣舞するだけで相手を数体倒すことも多く、安心感のあるeasy要素だった。

苦手めなランドロスやポリ2、レヒレなどはメガと組み合わせて突破可能であり、攻撃が一切通らなくて無理なテッカグヤエアームドウルガモスクレセリアのカモであるため構築上全く困らなかった。ブルルはゲンガークレセバレルでサイクルを回して鬼火をうまく入れ、最後にクレセで詰める形をとることが多かった。

 

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ゲンガー@メガ   臆病   呪われボディ→影踏み

   165(236)-63-103(20)-190-115-200(252)

   道連れ/挑発/鬼火/シャドーボール

 

HB:A156ミミッキュのA2↑影撃ち確定耐え

S:最速

 

起点回避、起点作り、サイクルカット。ちょっと珍しい構成のメガゲンガー

変なことをしてきそうな構築やZ枠の通りが悪い場合に苦手な相手を1:1交換するため選出する。

挑発からZ枠での積み展開がかなり読まれづらく面白いくらいに決まって強かった。特にカバマンダガルドに対してはカバ対面でこれをする事でウルガモスで安全に積みeasy winを拾っていた。

鬼火は外れる技なので本当に押さなければならない場面かどうか見極めることが大事。

 

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ウルガモス@炎Z   控えめ   炎の体

   161(4)-×-115(236)-176(36)-126(4)-149(228)

   蝶の舞/めざ氷/ギガドレイン/オーバーヒート

 

HB:A156ミミッキュのシャドクロZ+影撃ちを高乱数耐え、A233メガバシャーモフレアドライブを最高乱数切り耐え

C:H155-D126ミミッキュをオバヒZで最低乱数切り1発、H196-D101霊獣ランドロスをオバヒZで高乱数1発、H197-D130メガマンダをC1↑めざ氷で中乱数1発

S:準速ミミッキュ抜き

 

耐久を振り炎Zを持つ事で対面性能と抜き性能を格段にあげたウルガモス

一般的なきのみガモスはCが2段階上がる前提のような火力しか出ず高耐久高火力のポケモンに押し負けると思ったため、瞬間火力をあげる炎Zを持たせた。ついでに対面からミミッキュにも勝てるようにした。

HBランドロスをオバヒZで高乱1なのが地味に偉く、ゲンガーランド構築との対戦で、初手ガルゲン対面の引き先としてかなり安定した(相手の選択肢が守る、鬼火、ランド引きのいずれかになりやすいため)。

舞うタイミングでバシャに即引きされる時も耐久調整炎Zが活きた。バシャが出てきた後炎Zを押すと、守られた場合は貫通ダメ+オバヒ+フレドラ反動、守られなかった場合はオバヒZ+フレドラ反動で落ちる。

マンダに対してのめざ氷が中乱数なのが弱かったが、マンダの調整がポリ2の減少やマンダ軸ミラーを意識して変わっていくことが想定されたためこのまま使用し続けた。

自身の耐久値による強気の行動を選択することができ非常に強かった。

 

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クレセリア@エスパーZ   図太い   浮遊

   225(236)-×-170(116)-95-150-125(156)

   月の光/身代わり/瞑想/サイコショック

 

HB:身代わりがA122テッカグヤの‪ヘビーボンバーを13/16耐え、A233メガバシャーモフレアドライブを確定2耐え

HD:C147カプ・コケコの10万Z+D上昇後10万を高乱数耐え

C:H159-D123メガゲンガーサイコショックZで低乱数1発、H157-D163ドヒドイデをC1↑サイコショックZで確定1発

S:最速テッカグヤ抜き

 

今回の構築の出発点。ゴツメ型の受け性能と瞑想型の嵌め性能を足して2で割り忘れたポケモン

いざ構築を組み上げてしまえばウルガモスにZ枠としての選出を奪われてしまう事が多かったが、ウルガモスが通らない場合や長期的なサイクル戦が想定される場合に非常によく刺さり仕事を全うしてくれた。具体的に役割対象となる並びは、ゲンガーウツロカグヤ、ポリ2ドラン、ペリラグコケコナット、バシャレボルトカグヤなどである。今期多かったジャラランガはみんな喜んで選出してくるのでこいつで全員起点にしていた。

サイコショックはこの構築で軽くない受けループや瞑想の積み合いを意識して採用したが、Zで殴る時にゲンガーやマンダ、リザXなどへの確定数ががかなり変わってくるためサイコキネシスも候補である。

異常なまでに火力がないためできるだけガン積みして、さらにZを使う相手をしっかり見極めなくてはならない。Zを使う相手を間違えると突破できない相手ができてしまうこともしばしば。火力ラインの参考程度に、瞑想全積みサイコショック≒A216メガマンダの捨て身タックルである。

ウルガモスと比べるとトップメタであるマンダやガルドにかなりの不利をとったり、悪タイプに絶対勝てない点において劣っていたが、ゲンガーやヒードランテッカグヤに対しての誘い殺し性能や、バシャやアーゴヨンの甘えた積みを許さないエスパーZなど、ガモスとは一風変わった活躍をしてくれたため構築になくてはならないポケモンであった。

 

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モロバレル@ウイの実   図太い   再生力

   キノコの胞子/クリアスモッグ/ギガドレイン/イカサマ

 

H、B:再生力効率を考えられる範囲でぶっぱ

D:特殊の電気や水を受けるため余り

 

影の功労者。

このポケモンがリザやマンダと不利対面を取ると受けることができないため選出率は低かったが、構築に入れておくだけで選出・行動の誘導ができた。具体的に言えば、バレルに受けられることを警戒してゲンガーミミッキュ対面のゴーストZやゲンガーレヒレ対面の水Zを初手でいきなり押されなかった。

選出するタイミングは、クレセリアの解説にて記述した長期サイクルが想定される時、ガルミミガッサがいる時、ギャラがどう見てもメガ進化でありガブを出せない時の3つしかなかなかったが選出した際はもちろん活躍した。

構築単位で重いバンギラスやギャラに対して強いスカーフカミツルギに変える案があったのだが、誘導性能と特定の構築に対する異常なまでの強さから離れることができず最後まで変更しなかった。

 

【選出パターン】

多くの選出パターンがあったので、ここでは選出する際に意識したことを書くことにする。

 

まず始めに意識することはどちらのZが通っているかということである。

①どちらも通っている、またはどちらかが通っている場合

どちらも通っている場合は裏のポケモンと組み合わせた上でより通しやすく、また事故の起こりにくい方を選ぶ。メガ枠はゲンガーが余程刺さっている(ガルーラが全く刺さってない)場合を除きガルーラを選択する。

②どちらも通ってない場合

ゲンガーを選出しZ枠の苦手な相手を無理矢理処理することで通す。どちらのZ枠を選出するかであるが、これはZ枠の苦手な相手がゲンガーで処理しやすい方を選ぶ。たまにどちらのZの苦手な相手と1:1をとれるかわからない場合があるのだが、その場合は例外的に2Z選出をして1:1を取れた後に通りの良くなる方を後出しで通していった。

 

ラスト1匹には上のように決めた2匹を選出した時に想定される無理な対面をケアできるポケモンを選ぶ。大抵の場合は相手の積み・サイクルの動きのどちらにでも対応できてまず腐ることのないガブリアスを選出した。

 

参考程度に体感選出の多かった順Top3

①ガルガブウルガ

②ゲンガブウルガ

③ゲンクレセウルガ

 

①の選出がずば抜けて多く、あとはそれなりって感じ。

 

【苦手な相手・並び】

ガオガエン

ガルガブに威嚇を入れたり鬼火を撒いたりしてきたり、ゲンガーで1:1を取ろうとしたら蜻蛉で逃げられたりで本当にきつかった。

数値が低めでゴリ押しが効くため無理矢理削って対処していた。幸い数が少なかったため助かった。

ちなみにゲンガークレセバレルはガエンに手も足も出ないためこのポケモン1匹でガルガブウルガ選出がほぼ確定させられる。きつい。

 

バンギラス

ガルから打点がなく、ガブの地震を耐えてくるため重い。ゲンガーで1:1をとるか、それができなくても最悪鬼火を入れてクレセの耐久と火傷ダメで無理矢理削りきる。バンギの裏はクレセがぶっ刺さりであることが多いため勝負の分かれ目はゲンガーが仕事をできるかどうかにかかっていた。

 

・岩技持ちメタグロス

ほとんどの場合にガモスでグロスを見ているので無理。そもそも抗えない。構築単位で切れるか切れないかの境目くらいの数が存在してるのである意味一番きつかった。

ゲンガーを出せればいいが、グロス入りにはリザが同居してることも少なくなかったためそう簡単にはいかなかった。

 

・持ち物によっては1舞ガモスに処理されるが、スカーフを持つことでガモスストッパーになるポケモン(例:スカーフゲッコ、スカーフ物理コケコ)

これも考慮してないシリーズ。岩グロスと同じく、構築段階でマッチングすることを想定してないため来たら詰む。ただしゲッコウガは繰り出し方でスカーフだとわかることも多かったため、スカーフ岩技読みで強引にガブを投げて崩すことをしたりもした。

 

【最後に】

シーズン9お疲れ様でした。この構築は2000が30人くらいしかいない時期に1700後半から31-8の高勝率で2000まで行けたので非常に強かったです。

今回構築のスタートとしたZ持ち瞑想クレセリアを思いついた時は「自分は天才だ!」と思ったので、ぽけふぁんで“クレセリア@エスパーZ”で検索した時に数件引っかかった時には悲しかったです。しかし調整だけは違い、サイクルするにしても積んでいくにしてもこの調整のおかげで強かったことだらけなので、瞑想クレセをもともと使ってた方もこれから使う方も是非この調整で使ってみていただきたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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