【S11-最高2082】池沼スタン
この構築の記事書くの何回目だって感じではありますが、この並びでのそれぞれの個体の調整がほとんど完成したというのと、数シーズン通してこの並びを使ったことで理解度がより深まって考え方や立ち回りが変わったため、改めて構築記事としてまとめました。
【構築経緯】
元々は【S6-最高最終2124&終盤トップ2独占】ボリュッキュキノポリンガー - 底なし沼に書いてある通りの経緯で構築が組まれていたのだが、ゲンガー+カバカグヤや、ミミロップ+カグヤレヒレのような並びへの勝率がかなり低かったためそれらに一貫して、easy winの狙える腕白ボーマンダに型を変えた。
【個別解説】
A:H135-B101メガゲンガーを捨て身タックルで確定1発
HB:身代わりがA122テッカグヤのヘビーボンバーを高乱数耐え(82%)
A182メガリザードンXの逆鱗を確定耐え
A182ガブリアスのA1↓逆鱗を高乱数2耐え(95%)
HD:C209メガリザードンYのめざパ氷を最高乱数切り耐え(94%)
S:準速ミミッキュ抜き抜き
S1↑状態で最速フェローチェ抜き抜き
めっちゃ硬いボーマンダ。ドリュウズのステロ展開から積み選出をしたり、ガッサやポリ2とサイクル選出をする。
以前は羽休めのない舞3ウェポン型や羽舞地震型を使っていたりしたのだが、構築経緯で記述したような理由で腕白マンダに落ち着いた。
この変更のおかげでテッカグヤ入りは勿論、ミミッキュ入りに対して選出の自由度が上がった。
このポケモンの原案はこちら【単体考察】腕白メガボーマンダについて - キョンのポケモンメモ帳
勝手ながらテッカグヤへの安定感を増すためほんの少し調整をいじりました。
S:最速、準速霊獣ボルトロス抜き
HBD:A171-C222ギルガルドのシャドーボール+影撃ちを高乱数耐え(97%)
A:H161-B114ミミッキュやH175-B106カプ・テテフをステロ+アイアンヘッドで確定
とりあえず初手投げする襷持ち。
構築の軸であるキノガッサが対面からは勝つことができないコケコに対して非常に強いポケモン。
コケコに対しての後投げを意識してサイクルだけするのであればきのみやチョッキの方が強いのだが、リザ入りに対して確実にステロを撒いたり、初手でカバルドンと対面した際に欠伸やステロを選択されやすいのだが、万が一地震を押されても残す選択肢を取れるため襷としている。役割対象にハッキリと有利を取れるため襷でもサイクル性能は十分であった。
対面もサイクルもできる役割範囲の広いポケモンとして雑に強かった。
A、S:ぶっぱ
最初の構築と同じポケモン。
構築全体で鋼が重いためゴーストZ、ミラーに極力強く出られて、オニゴーリやギャラドスなどを上から叩けるようにするためにASとしている。
ギルガルドやカバカグヤゲンガーに強いポケモンとして激流水Zゲッコウガを採用したことがあったが、フェローチェのような多くないが意識を外してると刺さるポケモンに対しての誤魔化しが構築全体で一切効かなくなったためミミッキュに戻した。
HB:ポイヒ回復2回込みでA182ガブの逆鱗を2耐え(99%)
A207ギャラドスのA2↑氷の牙を高乱数耐え(82%)
身代わりがA165ランドロスの地震、とんぼ返りを確定耐え
HD:C192ルカリオのラスターカノン高乱数耐え(82%)
A:H212-B121メガガルーラを気合パンチで確定1発
H167-B173メガメタグロスをステロ+気合パンチで高乱数2発(80%)
S:速めの50族抜き、無振りメガハッサム抜かれ
構築最大の地雷にして軸となるポケモン。ほとんどの構築に対してこのポケモンで勝ち筋を取りに行く。
特筆すべきは勿論その耐久値で、対面性能とサイクル性能のどちらも確保されている。代わりに本来のポイヒガッサの強みであるハメ性能は下がっているが、突破の際に最速起きされなければハメが継続され、最速起きされた場合はサイクル性能を活かし、一旦裏に引いて形勢を立て直せる。
守るはPP枯らしやフィールド枯らし、電磁波と組み合わせて痺れ待ち、サイクル下での体力管理など構築全体でさまざまな勝ち筋を取れる強力な技であった。
鈍いナットレイや剣舞ガッサなど、S6ではまだまだ少なかった苦手なポケモンが増えはしたが、それでもなお最強のポケモンとして使い続けられるように感じた。
HB:A197メガメタグロスのアイアンヘッドを超高乱数3耐え(99%)
A216メガボーマンダの捨て身タックル高乱数2耐え(97%)
HD:C200カプ・テテフのPFサイコキネシス高乱数2耐え(97%)
C147カプ・コケコのEF珠10万ボルトを確定2耐え
S:麻痺した最速100属抜き
ずっと愛用しているアナライズ電磁波ポリ2。
アナライズ電磁波はアンチシナジーだと思われる方が多いがそんなことはなく、寧ろ電磁波でみれる範囲とアナライズで見れる範囲を同時にみることができるため一般的なポリ2より広く役割を持っていて選出しやすい。
レヒレやギャラへのまともな打点が欲しくなることもあるが、対ミミッキュ性能が最も高く、広い役割範囲のあるこの型からは変更できなかった。
C、S:ぶっぱ
HD:C147カプ・コケコの眼鏡ボルトチェンジ確定耐え
抜きエース兼ガッサの苦手なポケモンの処理枠。
ずっと使っている技構成なのだが、最近身代わり持ちのゲンガーが数を減らしているためあまり警戒されておらず、電磁波持ちのラッキーやクレセリア、いきなり胞子を押してくるモロバレルやキノガッサによく刺さる。
やはりガッサの後攻胞子から祟り目をする展開が非常に強力であった。
【選出パターン】
・ドリュガッサポリ2
基本選出。カバマンダやカバリザ、グロスランドなどに広くこの選出をする。
上記の並びの構築にカプ・レヒレやジャローダ、モロバレル、ドヒドイデなど、この選出で突破できないポケモンがいる場合にゲンガーを、バシャーモがいるとボーマンダを出す。
・ドリュミミマンダ
積み選出。ドリュウズで起点を作ってミミマンダでリレー的に抜いていったり、ドリュマンダで軽くサイクルを回してからミミッキュで詰めたりする。
マンダを出しづらい時に代わりにゲンガーを出すことがある。
【苦手なポケモン】
・エアスラカグヤ
マンダで起点にできず、キノガッサも後投げしようとすると倒される。
・ビビヨン
全員上取られてて嵌められる。
構築全体で処理ルートが少なく、瞑想も水Zもゲンガーが倒されたり打点を取りづらくなって辛い。
【最後に】
S6から使っている並びなのですが、当時きついと思っていたポケモンが意外となんとかできたり、逆に当時あまりきついと思っていなかったのに今は割ときつかったり、この構築のことがやっと分かってきたなあって感じです。
これからもっと理解を深めて立ち回りと型の調整に勤しみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
↓今期使ったもう一つの構築です