【S10-最高2065】地雷グロススタン
こんにちは、最近技配置でよく怒られるぬまゴリラです。一つ前の記事に上位メガ軸は組めないって書いたら良さげなグロス軸が完成し、最高2065までは到達することができたので紹介します。
【採用順・理由】
特定の構築に対してeasy winできるポケモンを使いたいと思ったため、上位でも愛用してる人の多い並びであるカバリザミミテテフをカモれる雪崩結び持ちで採用した。
今回のメタグロスを軸にした場合ギルガルドや相手のメタグロスが重くなることが予想されたためアクZで採用した。
地面の一貫切りと電気の一貫切りを同時に行え、リザにSを上昇された場合にS補正がかかってなければ切り返すことができる最速スカーフ持ちで採用した。
相手のゲッコウガや舞ったボーマンダ、テッカグヤやポリゴン2が重いため、耐久に厚い身代わり持ちで採用した。
⑤カプ・コケコ
ポリゴン2だけではまだテッカグヤや相手のポリゴン2の処理が難しく、耐久水の突破や受けループへの処理ルートを確保したかったため、怒り挑発持ちの物理型で採用した。
ここまでどうしようもないほど重いバシャーモをめざ氷持ち以外倒せ、コケコで受けループの特殊受けを崩した後の通しとして特殊型で採用した。
こうして最メジャーな型がランドロスしかいない地雷まみれの構築が完成した。
【個別解説】
C、S:少しでも火力を出すのとミラーに強くするためぶっぱ
H:余り
最後に入ってきたポケモン。
特殊型はランドロスやカバルドンのような特防の高くない物理受け、ロトムやボルトロスのようなタイプ受けを不意に崩せるのが非常に強力であった。
バシャーモ入りやグロスがあまりにも刺さってない時しか選出することはなかったが、出した時に相手のバシャがめざ氷持ちでもない限りはよく活躍してくれた。
A156ミミッキュのシャドクロZを高乱数耐え(88%)
HD:C178バシャーモの火炎放射確定耐え(特に意味はないが目安)
A-C:H215-B187-D93カバルドンに対して冷凍パンチ+草結びで確定、岩雪崩+アイアンヘッド+草結びで最低乱数3連以外確定(99%)、
S:最速
今回の軸。カバリザミミテテフ絶対ぶっ殺すマン。
変な技構成であるため最初に採用を考えた時は選出できなくなることが不安であったが、多くの構築にカバルドンやスイクン、ヤドランなどの草結びを打ちたい相手か、ウルガモスやリザードンなどの岩雪崩を打ちたい相手のどちらかが入っていたためかなり選出をし、それだけではなく仕事をこなして勝てることが多かった。
バレットパンチが欲しくなる場面は多かったが、それを採用してしまうと選出率がガクッと落ちたり一貫を取れず負ける試合が増えるのは明らかであったので不採用とした。
やりたいこともできたしかなり運勝ちもできたので、使っていて非常に楽しいポケモンであった。
A、S:ぶっぱ
D:余り
物理型の怒り挑発コケコ。グロスが地面を崩した後に通すと強い。
物理型にした理由は採用理由に書いた受けル崩しとは別にもう一つあって、それはポリゴン2に対するダメージである。HDポリ2に対する怒り+10万Zが乱数であるのだが、HBポリ2に対する怒り+ワイボZは確定を取ることができる。
自然の怒りという技は非常に優秀で、相手の交換と居座りの択などを回避できる。また今回のコケコの場合、この技のおかげでギリギリまで物理型を隠せるのが良かった。
ポリ2が重いため選出率はそこそこ高かったが、仕方なく出してる感が結構あったので諸説な枠。
A、S:ぶっぱ
H:余り
エース兼クッション兼電気の一貫切り枠兼地面の一貫切り枠。
序中盤は蜻蛉でサイクルを回して削りを入れて、終盤一貫が取れた後に上から強引に削りきる。まるでハッサムや耐久のあるスカーフゲッコのようなポケモンで、蜻蛉持ちスカーフは使いやすいなと改めて感じた。
はたき落とすの枠が自由枠で他の候補には馬鹿力やステルスロックがあるのだが、今回の構築はポリ2やカビゴンが重かったためはたき落とすとした。
HB:身代わりがA121テッカグヤのヘビーボンバーを最高乱数切り耐え(94%)
A197メガマンダの捨て身タックル確定2耐え
A156ミミッキュのA2↑ミミZを高乱数耐え(88%)
HD:C200カプ・テテフのサイコキネシスを高乱数2耐え(94%)
C155ゲッコウガの熱湯を身代わりが確定耐え
C:H131-D125ミミッキュを放電で高乱数3発(97%)
H197-B151-D130メガマンダをA197ランドロスの蜻蛉帰り+このポリ2の冷凍ビームで確定
S:麻痺した100属抜き抜き(ポリ2ミラー意識)
色々変なポリゴン2。
まず初めに身代わりを採用しているのにSにあまり振らず耐久に振っているのは、本来の身代わりポリ2の役割であったヒードランやクレセリアをこの構築のこの枠では役割対象としてないからである。それらのポケモンは後投げに対して身代わりを貼った時に放電麻痺を引いて上を取れればいい程度でしかないので、それならばマンダやミミッキュに対しての後投げを安定させるべきと感じて耐久に大きく振った。これでも身代わり持ちでなければ勝てないギルガルドやテッカグヤを抜けていることがほとんどであるため間違いではなかった。
次に特性がアナライズなのに放電を採用してSに振っていることについて、これはアナライズ補正の欲しい相手には麻痺を入れても抜けなかったり、逆に上を取りたい相手はアナライズ補正が要らなかったりするからである。特に今回は身代わりを採用しているため、麻痺を引ければ上から痺れ待ちができ、補正がなくなってもその分殴る回数を増やすことは容易にできたので問題なかった。
使ってみたらわかると思うがかなり使いやすかったのでオススメ。
A:H177-B183カプ・レヒレをダストシュートで高乱数2発(97%)
C:H167-D171ギルガルドを悪の波動Zで高乱数1発(81%)
S:最速
悪Zは読まれることがほとんどなく、ゲッコウガに対する受けは水Z警戒で行われることが多いため、例えばコケコのような悪Zを半減で受けられるようなポケモンでも引かれることはほとんどなかった。悪Zを半減に抑えられる一般的なゲッコ受けは水フェアリータイプであるが、それを許さないためにダストシュートを採用しカモっていた。
熱湯の採用理由は、構築で重めのテッカグヤの回復ソースである食べ残しを火傷で実質なしにするというのと、波乗りによって確定数の変わる相手と対面する時よりも熱湯火傷で運勝ちする時の方が多いだろうと感じたからである。
このポケモンもまた水手裏剣が欲しい場面が多かったが、グロスと同じく無理になる範囲が増えるのを嫌ってこのままにした。
【選出パターン】
基本選出とよくある並びに対する選出パターンを書く。
・基本選出:グロスランドゲッコ
グロスで物理受けを倒してランド、ゲッコで鋼を崩してグロス、ランドで削ってグロスやゲッコを通す。
・vsカバマンダ:グロス@2(ランドポリゲッコから)
ギルガルドがいればゲッコ、コケコやガモスがいればランド、ゲッコがいればポリ2を優先して選出する。初手はグロスから。カバマンダ系統に強いポケモンが多いためあまり苦労することなく勝てていた。
・vsカバリザテテフ:グロスゲッコ@1
相手にギルガルドやゲッコがいたらポリ2、ポリ2やガッサがいたらコケコ、コケコがいたり困ったらランドを優先的に出す。初手はグロスから。だいたいグロス一体で相手の構築をグチャグチャにでき、グロスの止まる相手が出てきても今度はゲッコでグチャグチャにしていた。ポリ2だけ重い。
・vsグロス軸:ランドゲッコ@1
ガッサやドヒドイデがいればコケコ、ゲッコやグライオンがいればポリ2、メガならば刺さってる方を選出する。
・vsバシャテテフ:マンダポリ2@1
一番刺さってるやつを出す。非常に辛い並びで、バシャにめざ氷があるかテテフがメガネだとほぼ負け。
・vsガルミミガッサ:コケコグロス@1
ガモスがいればランド、ゲッコやカバがいればポリ2を出した。コケコグロスの並びでほぼ確実に一体持っていくことができるので数的有利をとってそのまま勝ちとなる展開が多い。
【きついポケモン】
・ポリ2
基本的にコケコでしか処理ができないためグライオンなど物理特殊問わずコケコを受けれるポケモンがいると突破できない。ランドロスで切り気味に叩き落としてグロスで怯ませたり、ポリ2で身代わりを貼って凍らせて突破したりもよくあった。
・カビゴン
これまたコケコか、ランドで叩くかでしか処理できない。ただ構築上いろんなところに毒を撒きうるポケモンがいたり、グロスのアムハンなんかが怖いのか被選出率はそこまで高くなかった。
・クチート
威嚇のせいでワンパン出来ず、また後出しもできないのに隙を見せるポケモンがそれなりにいるので重い。グロスのアイへで削って裏の圏内に入れたりして処理していた。意外となんとかなってた。
【最後に】
みなさんS10お疲れ様でした。
今回の構築は穴はあるとはいえやりたいことをうまく通せる自信作だったので21達成できなかったことは非常に悔しいです。とはいえ運勝ちもできたし相手をびっくりさせるようなポケモンは使ってて楽しかったです。
今期は「上位メガ軸へのメタ」と「上振れしやすい構築」というのを意識して色々な構築を組んでみたのですが、かなり手応えが良く次に活かせるかなり有意義なシーズンになったので良かったです。しかし反省点もあまりに多く、ここには書ききれないので心に留めて来シーズンも頑張りたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。