【S10-中盤使用2000達成】ポガッサ入り対面構築
どうもこんにちは、気づいたら受け思考に戻れなくなっていたぬまゴリラです。今回の構築は前期と違い7世代らしさのある対面構築で、2000にも達成することができたため紹介したいと思います。
【採用順・理由】
序盤に上位3メガであるグロスマンダリザそれぞれを軸とした構築を組み回していたのだが、一般に三竦みしていると言われてるように他の上位メガ軸の構築がきつくなった(少なくとも自分の実力ではうまく組むことは無理だった)。そのためそれらをあえて軸とせず、自分が使い慣れているメガであり、ステロ込みで上位メガ軸にかなり強く、自然と受けサイクルも対策できると思ったためまずこのポケモンを採用した。
また、ゲンガーを軸とする構築は受けサイクルと対面構築の二つが有名だが、今回はステロ+で縛る構築であるのに加え、繰り出せる回数の少ないCSゲンガーは受けに向いてないと判断し、より扱いやすそうな対面構築とした。
・ボーマンダの身代わりに対応できる。
・最低限の対面性能が備わっている。
・起点にならない。
これらの条件を持っているステロ撒きを探したところ、襷を持ったこのポケモンがベストであると判断したため採用した。
ランドロスやゲンガーのS操作技と相性が良く、一貫が取れた後に高い抜き性能があり、カバルドンの欠伸ループを安全に切るポケモンとしてポイヒで採用した。
上位メガに強く、特にマンダ軸に対してeasyできるポケモンを探したところ、こご風持ちの激流ゲッコがいい感じだと思ったため採用した。
ここまでバシャーモの一貫が酷く、ステロ込みでの縛り範囲がゲンガー並みに広いポケモンであるため採用した。
ボーマンダと攻めの相性が良く、対面性能・ストッパー性能が高いため採用した。
【個別解説】
A:H131-B100ミミッキュを恩返しで最低乱数切り1発(93%)
H191-B156ポリゴン2@進化の輝石をステロ+A1↑恩返し2発で確定
HD:C126ポリゴン2のアナライズ冷凍ビームを高乱数耐え(75%)
S:準速100族抜き
テンプレの意地Hdマンダ。
軸として採用されやすいポケモンではあるが、今回は補完としての採用。これが良かったのか出せる時は無理なく選出でき、また出せなくても選出のパワーが落ちることなかった。
普段S振りマンダばかり使っている自分としてはツルギに抜かれたり1舞後にスカーフテテフに抜かれたりするのは不満であったが、それでも不意の死を減らすD振りは非常に強力で、ステロ+メガバシャのめざ氷を耐えた時は感動した。また機会があれば使いたい。
A、S:ぶっぱ
よくある襷ランドロス。ほぼ全試合初手に出して雑にステロを撒いた。
キノガッサのおかげで一手目は再戦でもない限りは襷を読まれることはないが、二手目以降は耐久値やSラインから襷を読まれて爆発を透かされることがあった。そのため爆発のタイミングをなるべく遅らせたり、爆発する以外の択を見つけて立ち回ることが重要であった。
テテフが出て来やすい構築であるのだが、初手で対面した際に威嚇のおかげでS関係の把握ができるため、後の試合展開を立てやすいのも良かった。
単体としてのパワー、威嚇やステロ撒きとしてのサポート、襷込みでのストッパー性能など、あらゆる要素において非常に強力なポケモンだと感じた。
A、S:ぶっぱ
古き良きASゴーストZミミッキュ。このポケモンで崩してなにかを通す立ち回りや高火力に後投げするストッパーとしての扱いをするつもりはなかったため、一貫性が強く単体としてのパワーが高いASゴーストZで採用した。
特筆すべきこともなく、無難に強かった。
HB:A182ガブリアスの逆鱗を最高乱数切り耐え(94%)
HD:C125ポリゴン2のC1↑冷凍ビームを高乱数耐え(88%)
S:最速
A:余り
最速を確保しガブの逆鱗を耐えるまでHに振って、余りをポリ2やクレセ、カグヤに対しての繰り出しを比較的容易にするためDに振ったポイヒガッサ。
この調整のおかげでゲンガーガッサやマンダガッサでサイクルをすることになった際のサイクル回数が増え、試合展開に余裕ができることが多かった。
死に出ししかしない前提で構築を組むのであればDに振った余りはボーマンダやH振りゲンガーの身代わりを確実に割るためのA振りもありだと思う。
C:H167-D131メガメタグロスをステロ+シャドーボールで高乱数1発(87%)
H177-D155カプ・レヒレ(テテフ)をステロ+ヘドロウェーブで最低乱数切り1発(93%)
H149-D92ゲッコウガをステロ+ヘドロウェーブで高乱数1発(87%)
H185-D136メガリザYをステロ+ヘドロウェーブで高乱数1発(75%)
H204-D132半回復実テッカグヤをステロ2回+シャドーボール2回できのみを発動させず最低乱数2連以外確定(99%)
HD:C147眼鏡コケコのボルトチェンジを確定耐え
S:最速
ステロ込みで驚異の制圧力を誇る今回の構築の軸。
このポケモンで大幅に削った後に裏で詰める展開、裏で削った後にこのポケモンで詰める展開、ステロを入れるため数サイクル回した後3タテする展開など、とにかく色々なルートで通しても雑に強く軸にしたのは間違いではなかった。
スカーフポケモンがとにかく苦手であるため、選出段階で相手のスカーフ枠を見極めて選出と試合展開を決めることが重要。
タイプ一致イカサマを身代わりが確定耐え
HD:C126ポリゴン2のアナライズ冷凍ビームを身代わりが確定耐え
C:H191-D124ポリゴン2@進化の輝石を熱湯+火傷+激流カノンZで高乱数(91%)
H209-D122メガガルーラをステロ2回+激流カノンで確定
H197-D130メガボーマンダを凍える風で確定2発
S:最速
変な技を持った激流Zゲッコ。
ゲンガーと攻守ともに補完がよい。具体的にはスカーフテテフやギルガルドに強く出られる。
今回は凍える風を採用しているが、これは激流ゲッコをマンダで見ているマンダ軸の崩しに有効であり、ポイヒガッサとの相性もよく、優秀な起点回避技であるため採用した。特にランドロス対面などで相手のランドロスがスカーフであるか、スカーフでなかった場合にゲッコウガよりも速いポケモンに引いてくるかなどの択をを一切無視して選択できるため、本来よく採用されている水手裏剣の強みも大きく失わないのが強かった。
【選出パターン】
初手ランドで刺さってるやつ2体出すパターンしかなかった。
2Z選出したくなることも一切なかった。
【きついポケモン・並び】
構築の半分が起点になり切り返すこともできずめっちゃボコられる。シンプルに無理だが、ランドゲンガーの並びでみたりしていた。
・初手でランドロスに一度しか行動させないポケモン(ゲッコウガ、確率でキノガッサなど)
構築段階での想定として、初手ランドロスが瀕死になる時は「ステロが撒いてある状態で、相手が大幅に削れている or Sが下がっている」としていたのできつい。どれか一つしか達成できずにランドロスが倒れてしまう。
ステロが撒けない場合はゲンガーのワンパン範囲がかなり減り、Sが下がってないor削れてない場合は相手が襷を持っていた時にそのまま3タテされる可能性もある。ランドロス展開での永遠の課題であると感じた。
・スカーフテテフ、ランド
一貫を取られやすくグチャグチャにされる。
選出段階で読めたならテテフはゲンガーゲッコかミミッキュ、ランドはゲンガーガッサかマンダで見るように選出していた。
【最後に】
ゲンガー軸で絶対ケアすべきスカーフ持ちに対するケアが不十分、ランド展開で対策すべき初手ゲッコウガがきつい、って感じでなかなかの欠陥構築ですが、それらがいない場合にはよく刺さり想定通り上位メガ軸の構築に対する勝率が非常に高かったです。
これが良かったのかなんとか2000までは達成することができましたが、ここまであからさまな穴のある構築はもう使いたくないです。フルアタゲンガーを軸にしてポイヒガッサを通すのはめちゃくちゃ強いなと感じたので、次にまたこの軸で組む際にはもっと完成度を高めて使いたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。