【S10-序盤使用】サイクルカバマンダ

 

どうもこんにちは、ぬまゴリラです。サイクル性能に特化したきのみ持ちテテフが面白そうだと思い組み始めたはずだった構築です。

 

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自然の怒りや毒毒、砂ダメ、ゴツゴツメットのダメージを蓄積させてメガの一貫をとって勝つ。

 

【採用順・理由】

カプ・テテフ

上記の通りきのみを持たせたかったわけだが、サイクルに特化した都合上相手の交代・居座りに関わらずかなりの負担をかけられる自然の怒り持ちの特殊受けとして採用した。

メガボーマンダ

テテフが呼ぶ鋼を自然の怒り+地震で突破可能であり、鋼を突破した後に非常に一貫が取りやすいと思ったため採用。

カバルドン

テテフとボーマンダで役割集中とサイクルを行う上でメタグロスが一貫しているため削りを行えクッションになれるゴツメで採用。見た目の電気の一貫切り枠。

ギルガルド

上記3体ではゲッコウガアーゴヨン、テテフ、キノガッサパルシェンなどが重いため、それらに対応できてかつ数値が高くどんなポケモンに対しても最低限の仕事をすることができると思ったため採用した。

メガリザードンX

ここまでSを上昇させたウルガモスリザードンYが止まらず、テッカグヤナットレイなどのテテフマンダでの突破が少しめんどくさい鋼に明確な有利を取ることができ、メガマンダとは違うルートでサイクル後の抜きエースとなれると判断したため採用した。

カプ・レヒレ

ギャラドスが止まらずテッカグヤヒードランの処理が面倒であることが予測されたため耐久値関係なしに強引に大幅な削りを行えるカプZを持たせて採用した。

ポリゴン2

実際に①〜⑥までのパーティで回して見たところテテフの役割がかなり薄く、また単体でゲッコウガギルガルド、並びではカバカグヤやカグヤドランが重かった。さらにカバマンダミラーでの勝率もかなり怪しかったため、それらをまとめて崩せるポリゴン2を採用した。

 

以上のようにして本来使いたかった穏やかきのみテテフの抜けた構築が完成した。

 

【個別解説】

 

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A:H197-B151メガマンダをA1↑ドラゴンクローで最低乱数切り1発(94%)

   H191-B156ポリゴン2@進化の輝石をA1↑フレアドライブで超高乱数2発(98%)

S:最速

H、B、D:余り

 

サイクルもできる抜きエース。電気受けとしてのテテフの役割を奪ったポケモン

固有のタイプにより受けられる範囲が独特であり、ボルトロスウルガモス、リザYなどのボーマンダ軸のきつくなりがちなところに強く出られるため、非常にこの軸との相性がいいポケモンであると感じた。

ボーマンダと比べると数値が控えめなこともあり、下手に選出する押し切られることも多かったので扱いが微妙に難しかった。

 

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HB:削ると物理受けとして怪しくなるのでぶっぱ

D:特殊電気に後投げせざるを得ない状況を意識して余り

 

普通のゴツメカバ。

砂とゴツメによる削り性能が高く偉かった。雑に投げて雑に削る。ただ両刀or特殊マンダや草結びメタグロスのような特殊方面からの役割破壊で簡単に崩されてしまうため、それらの崩しを立ち回りで如何にケアできるかが難しかった。

 

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HB:A200メガリザードンXのA1↓逆鱗を最高乱数切り耐え(94%)

HD:C147カプ・コケコの珠マジカルシャインを高乱数耐え(82%)

A:H131-B100ミミッキュを恩返しで確定1発

   H171-B171メガメタグロス地震で確定2発

S:最速ジャローダ抜き

 

この構築の軸。抜きエース。

基本的には普通のASマンダであるため意地Hadマンダのような耐久値から行う崩しを行えないが、代わりにかなりSを高くしているためガブリアスルカリオのようなSを上げない積みアタッカーに対するストッパーのような動きができるのが偉かった。マンダミラーにも強め。

構築全体として数値が高く削り手段が多いので、耐久値が低めな型ではあってもこのポケモンを通すことは難しくなかった。

 

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HB:A156ミミッキュのシャドークローZを最高乱数切り耐え(94%)

HD:C179アーゴヨンのC2↑大文字最高乱数切り耐え(94%)

A、C:余り

 

固いガルド。崩し。

生意気ガルドを初めて使ったのだが、あまりの強さにびっくりした。固すぎて食べ残しの回復量が異常に多く見えた。

火力不足を感じる場面はほとんどなかったが、アーゴヨンをシャドボ+影撃ちで縛れない時だけ弱く感じた。

 

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HB:A197ランドロス地震+大爆発を高乱数耐え(93%)

HD:C200カプ・テテフサイコキネシスを高乱数2耐え(94%)

      C155ゲッコウガの熱湯を身代わりが確定耐え

S:4振り85族抜き

 

地雷型積みエースポリ2。

カバマンダガルドやクレセドラン、カバカグヤなどの優秀な受けの並びに対して耐久値を盾に身代わりを残し積むことで崩していく。

Cに補正がかかってないゲッコウガであれば激流変幻問わず挑発がなければ勝てる。テッカグヤのヘビボンを身代わりが耐えないので注意。

想定した役割対象にしっかり強く、トップメタにも不利を取るわけではないため偉かった。

 

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HB:A197ランドロス地震を確定2耐え

HD:C222メガゲンガーのヘドロ爆弾を確定耐え

C:H171-D120ギャラドスムーンフォースで超高乱数3発(96%)

S:最速テッカグヤ抜き

 

最低限の耐久だけ確保した図太いカプZレヒレ

まずカプZを持たせた理由であるが、普通にサイクルを回したところでどうやっても崩せない相手を強引に崩すためと、カプZ+潮水の縛り範囲が非常に広く最低限の対面性能も確保されるからである。カプZ持ちは臆病HSがメジャーであるが、最速を取る理由がミミッキュオニゴーリに上から挑発を押せる以外に見つからず、それ以上に安心して受け出せる耐久が欲しいと感じたためSをテッカグヤ抜きまでに止めて余りをHBに振り分けた。

正直なところ諸説枠で選出率も低く、何か良さげなポケモンが他にいれば変えたのだが、代わりの効かない独特の性能を持っているためこのまま使い続けた。リザのドラクロとフィールドの相性が悪かった。

 

【選出パターン】

特に固定された選出パターンというものはなく、安定行動のみで全対応できる選出を心がけた。四枠選出を強要された時も相手の選出を絞ることなく、一番誤魔化しの効く選出をしていた。(そもそも四枠選出を強要されていると感じても実際はそうでないことも多いのでよく選出に時間をかけるのが良い)

 

【きつい相手や並び】

アーゴヨン

削らないとギルガルドのシャドボ+影うちで落とせない上に、このポケモンより速いポケモンを採用していないためどうしても重い。砂で削ったり予めメガ枠で舞ったりして対応していた。

 

【最後に】

個人的には上手いこと補完をとれて構築を組めた自信作であったのですが、自分の考察不足もあり勝ちきれなかったです。それに加えてほかの使いたい構築を思いついたため使うのをやめました。

手を加えたらもっといい構築になりそうなので今度また使いたくなったその時は頑張りたいと思います。

 

【おまけ】

「きのみ持ち穏やかカプ・テテフって何?気になる!」っていう人は少なからずいると思うので一応個体解説をします。

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HB:A197メガボーマンダの恩返しを確定耐え

HD:C161カプ・レヒレハイドロポンプZ+ハイドロポンプを高乱数耐え(97%)、同C1↑ムーンフォース確定2耐え

      C222メガゲンガーのヘドロ爆弾+ステロを確定耐え

      C194眼鏡サザンドラの悪の波動を最高乱数切り2耐え(99%)

S:ABミミッキュ、耐久振りテテフ意識

C:余り

 

受けづらいレヒレや電気をまとめて一体で受けることができ、そこからテテフ受けとなるポケモンを自然の怒りで強引に削ることができる。

従来のテテフと比べると、Zも含む高火力特殊アタッカーに対する受けだし性能、崩しの核が怒り挑発であることによる技選択の択が起こらないこと、きのみの想定外の回復による相手のプラン崩壊などにおいて優秀であった。

逆にサイクル性能に特化させた分対面性能を大きく落としているため、どこかでサイクル崩壊した際に抗うこともできずに崩される点が弱かった。

今回は残念ながら構築から抜けてしまったが、サイクル後にエースで一貫をとって全抜きするタイプの構築においてはかなり優秀なポケモンであると感じたため、今後このポケモンを使う機会があれば是非採用したいし皆さんにも使っていただきたい。

 

【おまけ2】

今回紹介した構築を調整する上でテテフやレヒレを使ってみて、自然の怒りという技に注目した結果生まれたポケモンがもう一体だけいるのでそちらも紹介します。

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C:H212-D110カバルドンを自然の怒り+マジカルシャインZで確定

   H149-D93アーゴヨンマジカルシャインZで乱数一発(75%)

S:せっかくミラーで強い型にしているので最速

 

有利対面を取った際に10万ボルトではどうせワンパン出来ないことが多く、だからといって電気Zを持たせても透かされると試合展開が不味くなることが多かったため、安定択として自然の怒りを押せれば強いと思い生み出された。例えばテッカグヤ対面で自然の怒りを押せばカバに引かれたらマジシャZ、万が一居座られたとしても、HPを半分削り取れるため裏の圏内に入ったり、宿り木回復込みでも10万ボルトの圏内となる。また副産物としてアーゴヨンボーマンダなどに非常に強くなった。

なぜこのポケモンが不採用となったのかというと、

・このポケモンが対面寄りな動きをするのに対して構築がサイクル寄りであったということ

・このポケモンを構築に組み込んだ当時フェアリーが三体入っていたため、スカーフゲッコのダストが一貫して負けたりしたこと

などの理由があった。

何が言いたいかってこのポケモンが弱いからではなく構築の問題で不採用となったので、面白いとか強そうとか思ってくれた人はぜひ使ってみてください。

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!