【供養】ボリュッキュキノポリンガー

 

二度とこの並びを真面目に使うことはないはずなので最後にもう一度だけ記事を書きます。

 

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【構築経緯】

この並びが出来上がるまでの経緯は【S6-最高最終2124&終盤トップ2独占】ボリュッキュキノポリンガー - 底なし沼を読んでください。

 

S6から長いこと使ってくる上でボーマンダがサイクル寄りの型に変化していき、ボーマンダの選出率は増加しました。それに伴いマンダとともに対面選出をするために採用されていたミミッキュの選出率は下がっていました。

これを改善するためにミミッキュの枠に合うサイクルに適したポケモンを探すことにしました。

元々重かったヒードランや害悪系、ウルガモスに強く、ミミッキュの最低限持っていたジャラランガZ無効枠としての役割を損なわないポケモンとして滅び持ちアシレーヌが採用されました。

役割上はかなり綺麗に構築が完成したのですが、鈍いナットやレヒレが重いためあまり勝てなかったです。

 

サイクルベースに構築を考える上でアシレーヌ以上に適したポケモンが見つからず限界を感じたところで、次はミミッキュに戻して選出率を上げる方法を考えました。

このためにはやはり対面選出可能なポケモンが他にも必要であると感じ、S6当初と同じように意地ASマンダを採用しました。

 

【個別解説】

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A:H176-B179レヒレをステロ+A1↑捨て身で高乱数1発(75%)

    H167-B171ギルガルドをステロ+捨て身+地震で高乱数1発(73%)、ステロ+A1↑地震で中乱数1発(50%)

    H171-B129メガギャラを2倍ステロ+捨て身で確定

C:H181-D149ナットレイをマンダに対する宿り木回復2回込み火炎放射で確定2発

    H172-D90エアームドを火炎放射で確定2発

S:ミラー意識で準速

 

S6当初と同じく特化捨て身マンダです。

しかしこれでは鈍いナットレイがきついことに変わりはないため、当時空元気で採用していた枠に火炎放射を採用してみました。このおかげでナットドランの崩しが容易になり、マンダミミッキュの並びでの対応範囲がかなり広がったように感じます。性格は調整がASぶっぱなためこれ以上少しも耐久を下げたくないというのと、下降補正がかかっていても無振りテッカグヤと同じくらいの火力が出るため意地っ張りにしています。

またエアームドを突破できるようになったため、受け崩しとしての性能がかなり大きくなり、パターンの増える受け回しの並びに対して、選択肢を増やせたことはとても良かったかなと思います。

中途半端なサイクルはマンダの技範囲と火力でゴリ押して簡単にミミッキュの一貫を取れるのが強かったです。

 

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HBD:A171-C222ギルガルドシャドーボール+影撃ちを高乱数耐え(97%)
A:H161-B114ミミッキュやH175-B106カプ・テテフをステロ+アイアンヘッドで確定

S:最速、準速霊獣ボルトロス抜き

 

起点作り、ストッパー、サイクルなど色々できるためかなり選出機会が多かったです。

今回の構築ではマンダミミッキュの対面選出ができるように組んだため初手出しの機会がいつも以上に多かったように思います。


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A:H220-B134モロバレルをステロ+A2↑シャドクロZで乱数1発(75%)

S:抜き性能とミラー意識で準速

 

今回はこのポケモンの選出機会を増やす目的で構築を微調整したわけですが、うまく機能するミミッキュの強さに震えました。

主な役割はマンダが荒らした後の抜き、サンダー等マンダ受けの崩し、サイクルでどうしてもきついポケモンのストッパーです。ASなこともあって皮の扱いが重要に感じました。


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HB:ポイヒ回復2回込みでA182ガブの逆鱗を2耐え(99%)

      A207ギャラドスのA2↑氷の牙を高乱数耐え(82%)

      身代わりがA166ランドロス地震、とんぼ返りを確定耐え
HD:C192ルカリオのラスターカノン高乱数耐え(82%)
A:H212-B121メガガルーラを気合パンチで確定1発

   H171-B171メガメタグロスをステロ+気合パンチで高乱数2発(74%)

   H135-B101キノガッサをステロ+気合パンチで確定
S:速めの50族抜き、無振りメガハッサム抜かれ

 

構築の軸です。基本的にはこのポケモンの後攻胞子を絡めて裏で積んだりサイクルを進めた後、このポケモン自身で詰めて勝つ展開をします。

守るの採用理由はPP枯らしやフィールド枯らし、痺れ待ちなどがわかりやすいですが、一番の目的は体力管理です。HBにほぼ振り切ってるとはいえ耐久値はH振りブルル程度しかありません。そのため丁寧にHPを確保することが必要不可欠で、守るを切ることは考えられません。

サイクル重視の型とは言っても自分より遅いポケモンや、速くてもキノガッサを確定1発で倒せないポケモンは問答無用で嵌めることができ、最低限の嵌め性能が確保されていることも強いポイントです。


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HB:A197メガメタグロスアイアンヘッドを超高乱数3耐え(99%)

      A216メガボーマンダの捨て身タックル高乱数2耐え(97%)
HD:C200カプ・テテフのPFサイコキネシス高乱数2耐え(97%)

      C147カプ・コケコのEF珠10万ボルトを確定2耐え
S:麻痺した最速100属抜き

 

構築のクッション、切り返しです。

このポケモンで電磁波と削りを行う事で裏の一貫を取りに行きます。

アナライズ電磁波はアンチシナジーはほとんどなく、それぞれの対応範囲を同時に得られる点で強いです。

ゲコミミマンダリザグロスのほとんどの型に有利を取ることができるため選出率はかなり高いです。

 


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HD:身代わりがC73ドヒドイデの熱湯を最高乱数切り耐え(94%)

S:最速

C:H151-D150カプ・レヒレをヘドロ爆弾で高乱数1発(87%)

 

エース兼他のエースサポートを行うポケモンです。

状態異常耐性やZ透かし、メガ進化ターンの相手交代の択無効などにおいて、身代わりという技が非常に強力でした。しかしCSゲンガーにとってHP1/4は大きく、削れても大丈夫かどうかを要所要所で考える必要はあります。

 

 

【最後に】

この並びでの完成度は最高まで上げました。しかし冷ビ激流ゲッコやレヒレの個体数の増加など無理な立ち回りを強いられる相手が多すぎて限界を感じました。

世界一好きな並びですが、どう考えても弱いので遊び以外で使うことはないと思います。

 

さよならボリュッキュキノポリンガー。